...如何に一身の安慰を冥々に求めて...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...慰問会が開かれたのは三時ごろである...
芥川龍之介 「水の三日」
...竹如意(ちくにょい)なんだよ――「ちとお慰みにごらん遊ばせ...
泉鏡花 「薄紅梅」
...病人を慰めるという仕事は...
泉鏡花 「婦系図」
...これのみにてはお慰(なぐさ)みがうすい...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...この男の住家をかれらの唯一の慰安所と為した...
太宰治 「花燭」
...心(こゝろ)の慰(なぐさ)め」...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...慰みがてら、親の留守をねらって取っつかまえて来た子鷲なんだろう、だから、考えてみると、こいつをこっちへ置くのが道理に外れたことで、返してやるのが人情だあな」と米友が答えました...
中里介山 「大菩薩峠」
...生活の慰安でもあったでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...人にも世にも振り棄(す)てられたる時の慰藉(いしゃ)はあるべし...
夏目漱石 「薤露行」
...それほどの慰藉(いしゃ)を自分に与えようとは...
夏目漱石 「坑夫」
...二つ三つ慰めの言葉を殘して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...聯合国側ほど豊富に女性の慰問の手紙や篤志(とくし)看護婦がどんどん行っていたら...
久生十蘭 「キャラコさん」
...あの全ロシアの慰みとなっている骨牌テーブルに向う気にもなれるというものだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...石井さんの奥様と一緒に兵隊さんを慰めるコンサートを催そうと考えついて...
三浦環 「お蝶夫人」
...稍以て自ら慰むるに足つたであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...俺を慰めてやろうなんて考えを起したって駄目だぞ...
森本薫 「華々しき一族」
...(c)また哲学が教えているさまざまの慰め方を選ぼうともしなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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