...ほかの事ならばわが身の一部をさいても慰めてやらねばならないおはまだ...
伊藤左千夫 「春の潮」
...自(みずか)ら慰めるように...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...慰藉(いしゃ)を求めながら常に悲哀に沈んでるのであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そこで私等の一行が道々つまみ喰いでもして慰もうと思っても...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...相手を慰め得ることにもなる...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここまでの苦を慰めるに余りあるもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...少女サビツがギルガメシュを慰(なぐさ)めた言葉をも諳(そら)んじている...
中島敦 「文字禍」
...浄(きよ)らかな慰藉(いしゃ)と感激とをもたらす音楽は...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ひどくゆき子を慰めてくれる...
林芙美子 「浮雲」
...みずから少々慰める点もありますが...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...チャーリーに心をかけていたら……」ジェシが慰めるように言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...行くてを仰ぎては苦しみ越方を見下しては慰む...
正岡子規 「かけはしの記」
...お前もさような慰(なぐさ)みの殺生(せっしょう)を...
宮沢賢治 「雁の童子」
...そうして他には新たに心を慰める方法を見出しえないゆえに...
柳田国男 「雪国の春」
...隣の部屋から先(さき)の夫人のマドレエヌが手燭(てしよく)を執つて現(あら)はれ一人残つたモリエエルを慰める...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...「なんの」――と慰めて又四郎は起った...
吉川英治 「黒田如水」
...慰(なぐさ)まないようであった...
吉川英治 「三国志」
...みずからいささか慰めて...
吉川英治 「新書太閤記」
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