...彼は慨然と自分の失敗を認めた...
...慨然たる決意を持って挑むことが大切です...
...彼女は慨然と彼を許した...
...彼の行動に慨然とした人もいたが、支持する人も多かった...
...慨然とした表情をしている彼を見て、彼女は心配になった...
...既にして慨然(がいぜん)として天下を以て自ら任(にん)じ...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...第三回の夜行を粕壁に爲すこととなりけるが、夜光命も來らず、十口坊も來ず、山神慨然として、『妾を伴ひ給へ』と乞ふ...
大町桂月 「粕壁夜行記」
...即ち暗緑の海眺め慨然として叫び曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼アウクスボルクに在(あ)りて、衆敵に窘追(きんつい)せらるるや、慨然として曰く、「もし余をして五百箇の首ありて、むしろ尽(ことごと)くこれを失うとも、余が信ずる所の一箇条を改むるを欲せず」と...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...今宵適カツフヱーノ女給仕人ノ中絃妓ノ後身アルヲ聞キ慨然トシテ悟ル所アリ...
永井荷風 「申訳」
...實に慨然として嘆息し...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の追憶」
...やがて慨然たる面持で空を仰ぎ...
久生十蘭 「魔都」
...かくて委員諸氏は大宝律令、唐(とう)律、明(みん)律、清(しん)律などを参酌して立案し、同年八、九月の頃に至ってその草案は出来上ったが、当時の参議副島種臣(そえじまたねおみ)氏はこれを閲読して、草案「賊盗律」中に謀反(むほん)、大逆の条(くだり)あるを発見して、忽ち慨然大喝し、「本邦の如き、国体万国に卓越し、皇統連綿として古来かつて社稷(しゃしょく)を覬覦(きゆ)したる者なき国においては、かくの如き不祥の条規は全然不必要である...
穂積陳重 「法窓夜話」
...第四十 風流亡国論客の中川ここに至りて慨然と嘆息し「小山君...
村井弦斎 「食道楽」
...慨然としてこの不満を洩すと...
柳田国男 「予が出版事業」
...寛政四年即ち彦九が死せし前年に方(あた)りて柴野栗山大和に遊び神武天皇の御陵を訪ひ慨然として歌ふて曰く遺陵纔向二里民一求...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...慨然(がいぜん)として...
吉川英治 「三国志」
...慨然(がいぜん)とこういった...
吉川英治 「三国志」
...いつまでも碌々(ろくろく)蜀門の番犬に甘んじておるわけでもあるまいが」などと慨然...
吉川英治 「三国志」
...物賭(ものかけ)などして多くの兵をみだりに動かすということからして怪しからぬ沙汰だ」慨然(がいぜん)と...
吉川英治 「三国志」
...後醍醐は慨然とこう呟かれた...
吉川英治 「私本太平記」
...慨然(がいぜん)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...慨然(がいぜん)と元気な声を張って...
吉川英治 「親鸞」
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