...彼は慨然と自分の失敗を認めた...
...慨然たる決意を持って挑むことが大切です...
...彼女は慨然と彼を許した...
...彼の行動に慨然とした人もいたが、支持する人も多かった...
...慨然とした表情をしている彼を見て、彼女は心配になった...
...折から閣員の一人隈山子爵が海外から帰朝してこの猿芝居的欧化政策に同感すると思いの外慨然として靖献遺言的の建白をし...
内田魯庵 「四十年前」
...慨然(がいぜん)として...
海野十三 「空襲葬送曲」
...成は慨然(がいぜん)としてついて来た...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「成仙」
...慨然として答へ曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...帰来(きらい)急に『六国史』を取ってこれを読み、古(いにしえ)の聖君英主海外蛮夷を懾服(しょうふく)したるの雄略を観て、慨然として曰く、「吾(われ)今にして皇国の皇国たる所以を知れり」と...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...今宵適カツフヱーノ女給仕人ノ中絃妓ノ後身アルヲ聞キ慨然トシテ悟ル所アリ...
永井荷風 「申訳」
...白雲は慨然として...
中里介山 「大菩薩峠」
...二お雪ちゃんの手紙を逐一(ちくいち)読んでしまった北原賢次は、慨然として、「だから言わぬ事じゃない」とつぶやきました...
中里介山 「大菩薩峠」
...初めは笑つて済ましてゐたが彼等の執拗さがあまり凄まじいので終ひに著者は慨然として決闘を申し込んだ...
牧野信一 「悪筆」
...至読其詩慨然」として...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...青年と席を同じくしては「日本文化の時代遅れ」を慨然として痛論します...
夢野久作 「鼻の表現」
...先生の仁慈(じんじ)惻隠(そくいん)、忠義慨然、呂望(りょぼう)の才を展(の)べ子房の大器を施(ほどこ)すを...
吉川英治 「三国志」
...慨然(がいぜん)として...
吉川英治 「三国志」
...あんな諂佞(てんねい)の小人に、高官を授けて、水軍をまかせるおつもりだろうか」彼らの帰ったあとで、慨然と、はばからずこう放言していた者は、荀攸(じゅんゆう)であった...
吉川英治 「三国志」
...慨然(がいぜん)と...
吉川英治 「三国志」
...拙者でございます」「何たることだ!」慨然(がいぜん)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...慨然(がいぜん)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひとり慨然(がいぜん)としていった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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