...このエレヴェーター附近を「佐用媛(さよひめ)の巌(いわ)」と呼び慣わしていた...
海野十三 「赤外線男」
...皆がリイタと呼び慣わしているマルガリイタ・アレクサンドロオヴナも乗っていた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...いわば長い間の慣わしと親しさの権利とによって己れに愛着している私の信じ易い心を...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...人々が感性的と呼び慣わして来ているものも...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...疵物じゃとかと申すのが慣わし故...
直木三十五 「南国太平記」
...俯向きながら「武門の慣わしとして...
直木三十五 「南国太平記」
...当家は、世子が、二十歳になれば、家を譲るのは、代々の慣わしになっているが、慣わしは、時世と共に、変って行くものじゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...それを豎牛が病人の枕頭に持って来るのが慣わしであったのを...
中島敦 「牛人」
...金を湯水のごとく費(つか)う者の慣わしで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その国の慣わしに従って...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まことさえあれば仏様の御心に通じるものだからと云い慣わして...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...この和洋折衷のハイカラ髪は清子が嫁いで来てからの慣わしだった...
矢田津世子 「茶粥の記」
...埃及国の慣わしと致しまして...
夢野久作 「鼻の表現」
...斎藤氏時代からの慣わしであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...歓(かん)をつくすのが慣わしだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そのころの深窓に育った佳人の慣わしであるものを...
吉川英治 「親鸞」
...軽症患者はサン・ルームに並べられた食卓につくのがこのサナトリウムの慣わしであった...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
...この病院では軽症患者は医局まで診察を受けに行くのが慣わしであった...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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