...けれど夏は燈火(あかり)のつかぬうちに食事をするのが農家の慣わしであるから...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...皆がリイタと呼び慣わしているマルガリイタ・アレクサンドロオヴナも乗っていた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...多くの人々にとって慣わしであるように...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...感覚から起るのを慣わしとするすべての誤謬が調査せられる...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...自然の秩序を歪曲するのを慣わしとすることを見るのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...人々は漠然とそう云い慣わしているのではないか...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...後者をノエマ面と呼び慣わしている...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...わしは眼が醒(さ)める慣わしで...
富田常雄 「面」
...また煙草飲みはこの糠味噌汁を食べぬと脂(やに)が咽に詰るなどといい慣わしていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...天下の慣わしを破り...
直木三十五 「南国太平記」
...党を作ることの好きな慣わしの家中へ...
直木三十五 「南国太平記」
...疵物じゃとかと申すのが慣わし故...
直木三十五 「南国太平記」
...その頃の武家の慣わしだったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのころからの慣わしらしい...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...人に会わぬその慣わしを心得ているゆえ門弟たちはこの忙(せわ)しない客をもてあましきっているふうだったが...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...あるいはこれをギルド Guild と呼び慣わし...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...そのころの深窓に育った佳人の慣わしであるものを...
吉川英治 「親鸞」
...軽症患者はサン・ルームに並べられた食卓につくのがこのサナトリウムの慣わしであった...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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