...小さい時から慣れっこになってるんですもの...
有島武郎 「或る女」
...併し私はそうした記事にはもう慣れっこになっていて別に興味を惹かれませんでしたが...
江戸川乱歩 「黒手組」
...もはや世人の耳に慣れっこになってしまったのだ」「世のなかが文明になって...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...しばらくいると直ぐ慣れっこになって...
谷譲次 「踊る地平線」
...子供の時分から慣れっこになっていますから」お島は笑いながら応(こた)えた...
徳田秋声 「あらくれ」
...あの女の不良性はもう慣れっこになっているのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...慣れっこに為(なっ)てるんだから...
夏目漱石 「それから」
...慣れっこになって驚かないだよ」「けさの騒ぎのときお鶴が離屋(はなれ)に迎えに来たのか」「いえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どうやら蠅はもうそんなものには慣れっこになっているらしかった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...もうそういう気まぐれな私には慣れっこになっているので...
堀辰雄 「晩夏」
...それに慣れっこの自分はともかくも...
堀辰雄 「卜居」
...皆知らないだろ?」ロスコ警部はこんな騒動には慣れっこだという風に笑った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...だが警部はこんなことに慣れっこだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...電報ごときには慣れっこのはずだが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...日を経(へ)るにしたがって慣れっこになり...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...慣れっこになっているからだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分の鼻が慣れっこになればなるほど...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...庭の鳥たちももう慣れっこになっていて...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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