...あれでなかなか慢気(まんき)が多いのよ...
夏目漱石 「明暗」
...かつて自慢気なことを口にした験しはなかつたが...
牧野信一 「バラルダ物語」
...この痩つぽちの癖に傲慢気な客は...
牧野信一 「東中野にて」
...高慢気な思ひに耽つてゐるらしく上の空に眼を挙げながら静かに盃を執りあげてゐた...
牧野信一 「村のストア派」
...「どれ、私にすこし」宗業が、抱きとると、「わしにも、抱かせてみい」眠っている十八公麿(まつまろ)を、手移しに、膝へ取って、「重うなったの」父の有範(ありのり)は、「そうじゃろう、凡(なみ)の子(こ)よりは、ずんと健(すこ)やかじゃ」と、自慢気である...
吉川英治 「親鸞」
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