...而も猶彼等と聖者とを隔てるものがこの傲慢の罪に在るのではないと...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...かつなさずには我慢ができぬ...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...もう私には我慢のできなくなっている生活を...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...欠伸(あくび)を我慢することに――(なぜならこの曲は諸君を退屈がらせるからだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...無法な傲慢(ごうまん)心をもっている...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...修道女たちは我慢しきれないで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...院長は少しの懺悔(ざんげ)とまた少しの自慢とをもって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...手の長いのは自慢にはなりませんけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...実は昨晩、寝ませていただく時に、それと覚らないでもありませんでしたがね、一人が寝めば一人が寝めない清浄な庵室住居を犯して、お気の毒千万とは思いましたけれども、意地にも、我慢にも、眠いものでしたから、御遠慮を申し上げる礼儀のなかったことを、お詫(わ)び申し上げます」「いやにお固いのね、一晩ぐらいあなた、寝まなくったって何ですか、おかげで昨夜はすっかり、為(な)すべき仕事を為し終えて、気がせいせいしているところです」「ははあ、為すべき仕事とは何ですか、隠遁生活にも内職があるものですかねえ」「ありますとも、長い間の書物の校合を、昨晩すっかり済ませてしまいました」「書物の校合――では、あなたは女学者なのですね」「女学者はいいわね」「でも、書物の校合などは、相当の学力がなければ出来ることではないでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...自慢ではないが自分は立派な頭脳を持っている...
夏目漱石 「虞美人草」
...貴公の備前物(びぜんもの)は、大層な自慢だが、到底この相州物には敵ふまい」小さい方の武家は一刀をギラリギラリと振り廻しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何んの痩せ我慢もなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さすがに我慢がなり兼ねたのか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...健康自慢で元気旺盛ならなおさらだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...は単なる驕慢というようなものとすこし違っていたのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今まで苦しいのを我慢していた疲労(つかれ)が一時(いちどき)に出ちゃって...
夢野久作 「支那米の袋」
...「驕慢(きょうまん)...
吉川英治 「剣の四君子」
...それを、おいらが会いに行こうといえば、痩せ我慢して、嫌(いや)に気取ってみたりして」お通にはもう、そんな言葉を聞いている耳はない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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