...其現在の傾向を追うて慢心することを恐れる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...もつと青鞜よりも実際的なそして青鞜のやうに高慢でなく売れないのでないずつといゝ雑誌をお出しになるさうです...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一五年二月号)」
...貴官はこの飛行島がたいへん御自慢のようだが...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...あなたはどうですか? 僕の少年時の貧しき自慢に...
太宰治 「虚構の春」
...じきに頭を擡(もた)げてこの頃ではどんなことにもすぐ我慢ができる...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...(D)得意な時の自慢笑い...
寺田寅彦 「笑い」
...日本人としてまだしも我慢するとして...
戸坂潤 「社会時評」
...彼がことに我慢しかねたことは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...我慢して待っていても待っていても解けない...
中里介山 「大菩薩峠」
...各人それぞれ自慢のカメラや寒暖計などを持ち出して...
中谷宇吉郎 「天地創造の話」
...我(わ)れには身(み)に迫(せま)りし大事(だいじ)と言(い)ひにくきを我慢(がまん)して斯(か)くと申ける...
一葉女史 「大つごもり」
...母はすこしも自慢するところのない女です...
火野葦平 「花と龍」
...シカシ我慢しているも馬鹿気ている」ト種々(さまざま)に分疏(いいわけ)をして...
二葉亭四迷 「浮雲」
...通り過ぎるなどというお言葉は平生の怠慢をおしかりになっておっしゃることですか」新中納言はこう言うのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...東京に限るといわれた自慢の蒲焼も...
山本笑月 「明治世相百話」
...それでも我慢して...
夢野久作 「狂人は笑う」
...どうぞこれを傲慢だとは思つてくれるな...
横光利一 「書翰」
...すこし自慢ばなしでしたが...
吉川英治 「三国志」
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