...大寒に団扇(うちは)を揮(ふる)つたりする我慢の幸福ばかりである...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...これも自慢(じまん)にはなりますまい...
芥川龍之介 「藪の中」
...慢心(まんしん)が出(で)たりして...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...」「また十勝の女のお自慢か?」「それもさうぢやが――」「全體...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...之が当選らぬといふ理由は無い……」「汝は自慢ばかりしおるが一度も当選つた事は無いぞ...
内田魯庵 「貧書生」
...我慢ができなかった...
高見順 「如何なる星の下に」
...笑いたいのを我慢して...
竹久夢二 「先生の顔」
...また、田舎にある自分の家は、外側に壁土をつけないものばかりだと、自慢した...
太宰治 「『井伏鱒二選集』後記」
...あの不必要な悪ふざけだけは我慢がならないということ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...人間並をはるかに越して濃厚に纏綿(てんめん)しているところの高慢と狂気と不思議な悲哀との雲がここにも絡みついているからであった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...如何に痩我慢の強い我輩も悠然としてカッフェーのテーブルには坐っていられないようになった...
永井荷風 「申訳」
...苦しい息を我慢して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...善良な男の心をつかむほうがダッシュウッド家を自慢するよりも...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...屑屋先生の今更高慢に説明せらるるを見れば...
正岡子規 「人々に答ふ」
...と自慢さえして居た...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...他人に自慢していた黒い頭の毛が三ヵ月のあいだにまいって...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...それを我慢する...
森鴎外 「蛇」
...はや彼の増長慢のあらわれと哀れむべきではありませんか」「先生...
吉川英治 「三国志」
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