...増長慢を譏(そし)つて居りましたが...
芥川龍之介 「地獄変」
...「清酒を飲まずに代用焼酎で我慢しようという精神は悪い精神だ...
梅崎春生 「蜆」
...大江山課長は帆村にやりこめられたのを我慢してそれを部下に命令を下した...
海野十三 「流線間諜」
...智慧自慢の小慧(こざかし)いのに限つて...
薄田泣菫 「茶話」
...魚にとっては目方が唯一の自慢のたねであり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...ヒリヒリするのを我慢して...
高見順 「いやな感じ」
...もう私は我慢ならない...
太宰治 「駈込み訴え」
...我慢(がまん)できないような厭(いや)らしい沈黙(ちんもく)のなかで...
田中英光 「オリンポスの果実」
...同階級の人々の間で破壊的な精神の所有者だと見なされてるのを自慢にしてはいたが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かなり驕慢(きょうまん)に出来ていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...これを至極(しごく)の増上慢といわずしてなんといおうぞ...
中島敦 「悟浄出世」
...今日(こんにち)まで自分の頭が他(ひと)より複雑に働らくのを自慢にしていた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...私はそれで我慢しましょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...我慢がなり兼ねた樣子で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二千五百年くらいのやつでしょう」「そんなものなら自慢することはない...
久生十蘭 「西林図」
...」「君にはとても我慢できないだろうな...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...などとひどく彼は自慢するが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我慢をして生きていたはずじゃないのか...
山川方夫 「演技の果て」
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