...俺は特に驕慢にして天才を衒ふ者の敵である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...かの女の常からの自慢で...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...どうしても我慢が出来ませんでした...
海野十三 「壊れたバリコン」
...重宝な時計である(今日は質入しないでぢつと我慢したが)...
種田山頭火 「其中日記」
...……「何探してるのよ?」と彼の妻はその騒ぎが我慢しきれなくなってとうとうどなった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「マリ・デル」
...一つの新しい力の驕慢(きょうまん)が漂っているのが感ぜられる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...むしろ自慢の意味も含んで――おいらのことは人並み以上に身体(からだ)が鍛えてあるんだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...真鍮相当の侮蔑(ぶべつ)を我慢する方が楽である...
夏目漱石 「それから」
...我慢の微笑を浮べます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――私も我慢の角が折れました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...学校で自慢の数学の先生も驚いて居るという話を思い出して...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
...勇気を全然自慢しない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...それが穀物価格に及ぼす影響は緩慢でありかつ大したことはないであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...一つの自慢であってよくはないでしょうか...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...ばんくん」七代目はごく緩慢に眼を左へ向け...
山本周五郎 「季節のない街」
...それをやっとの思いで今日まで我慢していたのよ...
夢野久作 「支那米の袋」
...あの樫の木の闇(くら)がりが御自慢なのであろうが...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...癪に障ったからギュッと握り返してやったわ」と友達に自慢話をするような少女...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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