...無慚(むざん)にも破壊した車体が見えてきた...
海野十三 「蠅男」
...車体は見るも無慚(むざん)な壊(こわ)れ方(かた)であった...
海野十三 「蠅男」
... 735無慚の最後遂げしめむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...後悔と慚愧(ざんき)とに冷めていた二人の心が...
徳田秋声 「爛」
...而(しこう)して彼は到底一の殉字に慚(は)じざるもの...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...この言葉がみずから「慚愧に堪えない」と告白しているのである(六〇頁)...
戸坂潤 「読書法」
...がみずから慚愧(ざんき)して...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...兵馬は慚愧(ざんき)と煩悶(はんもん)とを重ねて...
中里介山 「大菩薩峠」
...兇惡無慚(むざん)な辻斬が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...無慚絵を描くのだ」「まァ...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...女の子供の肉は柔らかで味がいいなどと無慚な評定をし...
久生十蘭 「ボニン島物語」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...慚愧(ざんき)の牛頭(ごず)馬頭(めず)に苛責(せめ)られた...
吉川英治 「剣難女難」
...慚愧(ざんき)の舌打ちを洩らしていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...八悔いと慚愧(ざんき)に...
吉川英治 「親鸞」
...昏惑(こんわく)と慚愧(ざんき)とが...
吉川英治 「親鸞」
...彼はまだ道念の至らないこの若僧の悔(く)いに打ちのめされて慚愧(ざんき)している有様を見ると...
吉川英治 「親鸞」
...慚愧(ざんき)の眼からは...
吉川英治 「山浦清麿」
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