...自分の慚愧(ざんき)...
太宰治 「東京八景」
...」武は慚(は)じて帰って来た...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「田七郎」
...そこで気がついてひどく慚じた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「蓮花公主」
...無慚な身心を立て直さなければなりません...
種田山頭火 「其中日記」
...無慚なる嘆きの中に...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...この言葉がみずから「慚愧に堪えない」と告白しているのである(六〇頁)...
戸坂潤 「読書法」
...慚(は)じ入るような気分になったのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...むしろ非人情に近いことを慚(は)じねばならない...
中里介山 「大菩薩峠」
...かの不貞無節なるお転婆(てんば)を事実の上において慚死(ざんし)せしめん事を希望します...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...芳年の無慚絵が持った境地...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...ますます放埒無慚(ほうらつむざん)に陥って...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...あらゆる悔いも慚愧(ざんき)も及ばない...
吉川英治 「大岡越前」
...慚愧(ざんき)そのもののようなお槙の戦慄とは...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...無慚な血潮が滲(にじ)んでいた...
吉川英治 「剣難女難」
...「慚愧(ざんき)にたえない...
吉川英治 「三国志」
...その浅薄(あさはか)を慚愧(ざんき)している自分には...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...その心を非とする慚愧(ざんき)とに責められながら...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...能面に対してこれほど盲目であったことはまことに慚愧(ざんき)に堪(た)えない次第であるが...
和辻哲郎 「能面の様式」
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