...慚(はづか)しげに面(おもて)を赧(あか)らむる常の樣子と打つて變りし...
高山樗牛 「瀧口入道」
...自分の慚愧(ざんき)...
太宰治 「東京八景」
...大成の母は慚(は)じてひどく自分で自分の身をせめた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「珊瑚」
...立派な邸宅のないのを慚(は)じます...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「蓮花公主」
...慚愧々々(私としては脱線だけれど...
種田山頭火 「道中記」
...無慚(むざん)な...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...無慚の兵燹を 435攘ひて水師防ぐこと少しも汝望まずば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...『無慚なるかな、あゝ汝、今眼前に迫りくる 200最後を汝つゆ知らず! 衆の恐るゝ英剛の勇士の武裝――靈妙の武具をおのれの身に穿つ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...屍(しかばね)と共に無慚に漂へり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...『あゝ無慚なり、もろ/\の神明われを死に呼べり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...日頃(ひごろ)は閑卻(かんきゃく)している慚愧(ざんき)と絶望の念(ねん)が動き初めるにつれて...
永井荷風 「ひかげの花」
...併しあとになつて私はいつも騙された人の憤怒と慚愧と失望とを感ぜずには居られない...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...慚愧(ざんぎ)の汗(あせ)背(そびら)に流(なが)れて後悔(かうくわい)の念(ねん)胸(むね)を刺(さし)つゝ...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...自分の魂の醜くさをまざまざと眼の前の絵姿の上に見せつけられて後悔慚愧(ざんき)に身の置き処もなく...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...万分慚愧...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...慚愧(ざんき)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...慚愧(ざんき)にふくれあがっている額(ひたい)の青すじが...
吉川英治 「親鸞」
...慚愧(ざんき)の唇を結んでいた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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