...いますけれど、思う方、慕う方が、その女を余所(よそ)へ媒妁なさると聞いた時の、その女の心は、気が違うよりほかありません...
泉鏡花 「薄紅梅」
...従うものに慕われて...
泉鏡花 「海神別荘」
...皇子のおあとを慕(した)って...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...実際彼は尊敬の念とか、恋慕の情とかを、決して人に起させるような人間ではありませんでした...
谷崎潤一郎 「幇間」
...敬慕の念を汲みとっていただくために...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...心から慕っておりました...
豊島与志雄 「化生のもの」
...こは徳川時代の官能的洗練の時代を追慕する享樂派作家の喜んで其本領となすところなり...
永井荷風 「佛蘭西人の觀たる鴎外先生」
...お浜を慕わしく哀れに思う心は消えないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...やっぱり当の敵の向うに見える本街道をあとを慕って走(か)け出すのが心理的に普通な状態であります...
夏目漱石 「文壇の趨勢」
...それまでは何んなに慕はしく待ち焦れ...
牧野信一 「タンタレスの春」
...やるせない真実の愛慕がそれと入り代つた...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...奥住女史は慕われ騒がれているということを...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...焔と煙の中から顔を出している母親を慕う一人の小児が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ただ、永祿、元龜年間から、城内の禮拜堂のそばにあつたと當時の宣教師の報告書にも見える巨きな椋の木がのこつてゐるとのことで、慕はしさに、椋の木を訪ねた...
吉川英治 「折々の記」
...丞相(じょうしょう)は常々からふかく将軍を慕っておられるので...
吉川英治 「三国志」
...世良田などの隊もぞくぞく彼を慕って来て...
吉川英治 「私本太平記」
...後をお慕いして来ました...
吉川英治 「新書太閤記」
...慕わしい気も起こって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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