...家事への使用に慎重なようだった...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...これは慎重な態度で取扱わねばならぬ問題だが...
海野十三 「地球発狂事件」
...苟も慎重なる態度を以て...
高木敏雄 「比較神話学」
...ことにツェッペリンの襲英などに際しては気象状態に最も慎重な注意を払うは勿論であろう...
寺田寅彦 「戦争と気象学」
...彼は真実を語ることには最も慎重な注意を払うものであることを知っている...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...充分慎重な態度を取る意向だったということだ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...相当慎重な分析を必要とする...
戸坂潤 「思想としての文学」
...アムンセンの慎重な計画に従つて...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...これから先どうなることだろうか? 自分の前にはどんな日々が立ちはだかっていることだろうか! 万事を切り抜けて好ましい結果に通じる道を発見するだろうか? きわめて慎重な弁護をやろうというのなら――そしてそれ以外のことはいっさい無意味なのだ――きわめて慎重な弁護をやろうというのなら...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...いつもこういう慎重な言いかたをする...
久生十蘭 「ノア」
...緻密慎重なあの男のことですから...
久生十蘭 「魔都」
...それまでの武者小路から想像することのできないような細心で慎重な...
三好十郎 「恐怖の季節」
...けっきょくこの利得が倹約で慎重な帝王*の手中においてもなかなか先代諸王の期待にそうまでにいたらず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...翁一流の慎重な謙遜振りがこの時にも現われている...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...作家というものはもう慎重な態度はとっていられるものではなくなってしまう...
横光利一 「作家の生活」
...老宗室とはおのずから違うものがあるだろう」宗湛は慎重な面(かお)をして...
吉川英治 「新書太閤記」
...慎重な構えと、澄み切った気息の合致したせつな、やッと満身から喚(おめ)いて、壇の上の鍔を斬った...
吉川英治 「山浦清麿」
...あらゆる慎重なかつ合理的な人はその気になるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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