...先生の慎重なる一面を物語るものであったと同時に...
海野十三 「階段」
...これは慎重な態度で取扱わねばならぬ問題だが...
海野十三 「地球発狂事件」
...それから労働の分割の原則――これは十分慎重な用意をもってでなくてはおこなってならない原則である――を盲目的に極端にまで押しすすめ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...よほど慎重な心構えを必要とする...
太宰治 「春の盗賊」
...ことにツェッペリンの襲英などに際しては気象状態に最も慎重な注意を払うは勿論であろう...
寺田寅彦 「戦争と気象学」
...慎重なる態度を以て国政を執(と)る方々である...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...且つ之れを確立するに於て周到なる意匠と慎重なる考慮を凝らし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...十分慎重な態度を取って...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...オリヴィエはクリストフに慎重な態度を勧めた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...常に慎重なる注意を払うべき必要があった...
永井荷風 「日和下駄」
...代助は慎重な態度で...
夏目漱石 「それから」
...1)Lettres Edif. tom. viii. p. 105, 271; tom. vi. p. 266.2)常に慎重なキャプテン・クックすら...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...慎重な確かさで調べてみて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...中原は年下のくせに慎重な口のきゝやうをした...
宮原晃一郎 「怪艦ウルフ号」
...大姫君はこの寂しい夜を訪(たず)ねたもうた宮をうれしく思うのであったが、少し迷惑な人が添って来たと薫(かおる)を思わないでもないものの、慎重な、思いやりのある態度を恋にも忘れずにいてくれた人とその人を思う時、匂宮の御行為はそうでなかったと比較がされ感謝の念は禁じられなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あの慎重な人々の日常をそっくり言い現わしている***...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分の死期の近づいた事に就いて慎重なる考慮をめぐらすべきである」云々(うんぬん)……...
夢野久作 「木魂」
...この点は重大な問題として慎重な考察を要すると思うが...
和辻哲郎 「鎖国」
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