...そこに私はゆくりなく慎ましい美を発見するのでございます...
上村松園 「幼き頃の想い出」
...生活ぶりも厳格に過ぎるほど慎ましい...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「土色の顔」
...落着いた慎ましい中流生活にとっては...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...私たちが慎ましい心で...
中谷宇吉郎 「鉛筆のしん」
...慎ましい小声でいいました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...これはまた飽気ないほど慎ましい言いかたで...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...霞荘といふところに寄宿しながら全く慎ましい日夕をおくり迎へて別段不足も覚えないのであるが...
牧野信一 「自烈亭」
...樽野はいつも慎ましいFを見た...
牧野信一 「籔のほとり」
...子供のない慎ましい夫婦暮しで...
牧野信一 「裸虫抄」
...女の癖に極く慎ましい方であった...
松永延造 「職工と微笑」
...わたしだって慎ましい・力ある・輝かしい・いろいろな種類の快楽があることは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わけてもそれ等の慎ましい作が慕はしく思へる...
柳宗悦 「雑器の美」
...それ等の慎ましい器の一生に...
柳宗悦 「雑器の美」
...わけてもそれらの慎ましい作が慕(した)わしく思える...
柳宗悦 「民藝四十年」
...それらの慎ましい器の一生に...
柳宗悦 「民藝四十年」
...二人の慎ましい深夜の饗宴(きょうえん)をひらくのであった...
山本周五郎 「季節のない街」
...そういう慎ましい気持...
山本周五郎 「日本婦道記」
...そういう慎ましいやり方が宣教師たちを非常に感動させたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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