...乃公は慌てないで...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...慌てないつもりでいたが...
海野十三 「流線間諜」
...非常の場合に驚き慌てない心を得させる...
高村光太郎 「美の影響力」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...イワンは実に物に慌てない男だと云ふ事を証明してゐる...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...菅谷君のほうは、その後観測所から山頂小屋まで、三回も歩いて往復したくらいの猛者(もさ)であるから、あまり慌てない...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...五人の坑夫たちは、尖ったり、凹んだりした岩角を、慌てないで、然し敏捷に導火線に火を移して歩いた...
葉山嘉樹 「坑夫の子」
...冷静で頭の切れる警部補はそんなに慌てない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...尤も、慌てないだつて、これ一足しかなかつたには違ひないけれどさ……」「靴下なんて安いわよ――何うしても、これは、一先づ、彼方へ出かけて行つて、それから、浴場に引き返して、身仕度をとゝのへなければならないわね...
牧野信一 「東京駅にて感想」
...せめては慌てないまでに整へなければならぬその用意が...
水野仙子 「響」
...……しかし警視庁ではドウして俺に目星を付けたんだろう……その模様によっては慌てない方がいいとも思うんだが……ハテ……...
夢野久作 「冗談に殺す」
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