...態々(わざわざ)しゃがんで石を拾い...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...態々(わざわざ)火事のあった場所へ買物に行く結果...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...形は不規則で態々(わざわざ)へこませたりし...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...「態々(わざわざ)お出下すつたのに何もお構ひ申しませんで...
石川啄木 「病院の窓」
...態々出て来て直ぐ伴れて帰られるなんか...
石川啄木 「天鵞絨」
...それを取上げて態々(わざわざ)呼び出すとは………』『いや今日私のお伺ひしたいのは...
石川啄木 「道」
...そしてその中(うち)の六マルクだけを態々(わざ/\)独軍の塹壕に持つて往つたものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...この男は豆腐を一皿持つて態々(わざ/\)地獄まで下りて往つたかも知れなかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...母親(おふくろ)が態々産みつけたらしい口もとを窄(つぼ)めて言つた...
薄田泣菫 「茶話」
...其後お常が買物に出た足を態々遠りして其扇屋の前を通つて内を覗いて見ると...
高濱虚子 「俳諧師」
...態々(わざ/\)困るやうにして遣るんだ」非常に酔つて居るものと見える...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...その婆さんならば屹度分るだらうと自分は態々聞きに行つた...
長塚節 「栗毛虫」
...稻(いね)を刈(か)るにも態々(わざ/\)暦(こよみ)を出(いだ)して節(せつ)を見(み)るに及(およ)ばず...
福澤諭吉 「改暦辨」
...やや粗雑な広角的な自然美を愛する性情を持つと云う点は私が態々主張する迄もなく一般の事実である...
松永延造 「職工と微笑」
...態々歪んだ形に作らせたことが分つた...
柳宗悦 「赤絵鉢」
...玄関へ出てみると態々同店の宮氏が来られた...
柳宗悦 「赤絵鉢」
...その押絵を見るために態々(わざわざ)遠方から見えた御親戚や...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
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