...まるで態々(わざわざ)入墨で飾ったように見える...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あのケバ/\しい柄合ひの反物を憎んで態々大金をかけて...
石川三四郎 「農民自治の理論と実際」
...態々俥でやつて來てね...
石川啄木 「鳥影」
...態々本道を澁民の町へ廻つて來たものであらう...
石川啄木 「鳥影」
...「態々(わざわざ)お出下すつたのに何もお構ひ申しませんで...
石川啄木 「病院の窓」
...態々(わざわざ)お定に忠告する者もあつた...
石川啄木 「天鵞絨」
...態々別の方角へ汽車に乗ったり...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...態々(わざわざ)卓上電話まで歩いたのだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...確かに態々(わざわざ)はがしたんだ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...態々(わざ/\)使(つかひ)を立て...
薄田泣菫 「茶話」
...態々(わざ/\)正誤書が来た...
薄田泣菫 「茶話」
...態々(わざ/\)カーキ色の軍服まがひの洋服を着込んで船に乗つたものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...けれど態々(わざ/″\)家(いへ)に入つて聞いて呉(く)れたので漸(やうや)く解(わか)つた...
田山花袋 「父の墓」
...こんな厚い六册もある本を何故に態々寫して置かなければならぬ程のものかと云ふことを申せば...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...その婆さんならば屹度分るだらうと自分は態々聞きに行つた...
長塚節 「栗毛虫」
...ところでどうだらう! わしは態々この男をば一角(ひとかど)の人間なみに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...抑(そ)もこの事を態々(わざわざ)鉄屋に聞かねばならぬと云うのは...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...態々(わざわざ)私を呼び付けて...
夢野久作 「暗黒公使」
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