...昨日(さくじつ)は態々(わざわざ)お立寄下すつた相ですが...
石川啄木 「鳥影」
...昨日は態々お立寄り下すつた相ですが...
石川啄木 「鳥影」
...態々はがして検べた程だからね」「呪文みたいですね」「そう...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...そして態々(わざ/\)件(くだん)の鯛の刳盆を買ひ取らせて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...ホプキンスは態々(わざ/\)ガイを訪ねてみようと思つた...
薄田泣菫 「茶話」
...それぢや君の猟は態々(わざ/\)不機嫌を買ひに出掛けるやうなものなんだね...
薄田泣菫 「茶話」
...態々(わざ/\)設計図など取り出して一々説明して聞かせてくれたものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...この英国の首相は態々(わざ/\)入(い)り口(くち)に出て来て...
薄田泣菫 「茶話」
...「それだけの御用に態々お出で下すつて恐れ入ります...
薄田泣菫 「茶話」
...其後お常が買物に出た足を態々遠りして其扇屋の前を通つて内を覗いて見ると...
高濱虚子 「俳諧師」
...昨日態々十二錢返しに行つたんですつて...
高濱虚子 「俳諧師」
...〔付〕 最近のドイツ哲学の情勢を中心として――戸坂潤氏にものをきく会――中村 本日は雨中を態々お集り下さいまして誠に有難う御座います...
戸坂潤 「読書法」
...さうでないとすれば人間にその犠牲にすべき肉体を態々(わざ/\)与へた者は余りに無慈悲である...
長與善郎 「青銅の基督」
...監獄と云ふものを態々見物に行つたことがあつた...
平出修 「夜烏」
...臼杵まで態々(わざわざ)出掛けて行(いっ)て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...態々(わざわざ)廻道(まわりみち)をして其前を通って見た事がある...
二葉亭四迷 「平凡」
...やや粗雑な広角的な自然美を愛する性情を持つと云う点は私が態々主張する迄もなく一般の事実である...
松永延造 「職工と微笑」
...態々(わざわざ)翁を呼寄せて書置を与えたという...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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