...態々(わざわざ)しゃがんで石を拾い...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...中には態々渠に叩頭(おじぎ)をする許(ばつか)りに...
石川啄木 「足跡」
...態々(わざわざ)俥でやつて来てね...
石川啄木 「鳥影」
...昨日(さくじつ)は態々(わざわざ)お立寄下すつた相ですが...
石川啄木 「鳥影」
...態々本道を澁民の町へ廻つて來たものであらう...
石川啄木 「鳥影」
...態々真犯人を見出す面倒のないことだった...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...」と態々(わざ/\)立つて自慢の書庫へ案内してくれた...
薄田泣菫 「茶話」
...態々(わざ/\)使(つかひ)を立て...
薄田泣菫 「茶話」
...婦人(をんな)の乗客(のりて)もあるのに態々(わざ/\)画家(ゑかき)の俺を見立てて譲つて呉れたんだな...
薄田泣菫 「茶話」
...態々(わざ/\)持つて...
薄田泣菫 「茶話」
...態々(わざ/\)相国寺の方へ向いて...
薄田泣菫 「茶話」
...態々(わざ/\)書きかへて送つてくれたのだつた...
薄田泣菫 「茶話」
...態々(わざ/\)設計図など取り出して一々説明して聞かせてくれたものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...態々(わざ/\)心をこめてとんちんかんなおもてなしをして...
薄田泣菫 「茶話」
...〔付〕 最近のドイツ哲学の情勢を中心として――戸坂潤氏にものをきく会――中村 本日は雨中を態々お集り下さいまして誠に有難う御座います...
戸坂潤 「読書法」
...それにこんな婆さんを態々(わざわざ)連れてあるいてくれるものもありませず」こうなると余はいつでも言句に窮する...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...態々(わざわざ)宇野君のそばにまた行ってではこれで僕は失敬するからというと...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...態々歪んだ形に作らせたことが分つた...
柳宗悦 「赤絵鉢」
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