...態々俥でやつて來てね...
石川啄木 「鳥影」
...態々出て来て直ぐ伴れて帰られるなんか...
石川啄木 「天鵞絨」
...それを取上げて態々(わざわざ)呼び出すとは………』『いや今日私のお伺ひしたいのは...
石川啄木 「道」
...態々遺書まで用意して自殺するなんて...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...犯人でもないものが態々指を切断して...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...彼は態々高価な摸造品を二つまで作らせたのだった...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...何も態々(わざわざ)...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...態々(わざ/\)遠方から尋ねて来て診察を頼むやうな病人も少くなかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...そしてその中(うち)の六マルクだけを態々(わざ/\)独軍の塹壕に持つて往つたものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...態々(わざ/\)頼んで十五分程早目に時の鐘を撞(つ)いて貰つた...
薄田泣菫 「茶話」
...女史は態々(わざ/\)起(た)つて往つて...
薄田泣菫 「茶話」
...「それだけの御用に態々お出で下すつて恐れ入ります...
薄田泣菫 「茶話」
...十二錢許り立替へて貰つたつてそれを感謝して態々返しに行くなんて餘り初心過ぎるぢやないか...
高濱虚子 「俳諧師」
...態々(わざ/\)速成といふ名に惚(ほ)れて...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...態々(わざわざ)...
徳永直 「戦争雑記」
...臼杵まで態々(わざわざ)出掛けて行(いっ)て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...中には是(こ)れは極(ご)く軽い烟草だと云て態々(わざわざ)買(かっ)て来て呉れる者もあると云うような騒ぎは...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...何だが態々やる計略らしかったのです...
松永延造 「職工と微笑」
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