...慈悲の法の外にさえある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...慈悲を求めてる不幸な者に出会うこともあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ここで申し上げてしまえばお慈悲がかかって不問に置かれる...
中里介山 「大菩薩峠」
...五十と聽きましたが、苦勞をしたせゐか、ひどく老(ふ)けた感じで、慈悲善根を積み、世間の評判も良い人にも拘らず、何んとなく鋭(するど)さと棘々(とげ/\)しさと、わざとらしさを感じさせる人柄です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「昔々しきりに思ふ慈母の恩」...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...ただお慈悲で我慢していただいているんですよ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...彼女の慈善的精神が二人をようやく繋ぎとめてくれたのだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...うまくあしらわれたが、冷酷、強情、無慈悲、その趣旨は実質上ビートリスに家から出て行けということだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...現存の縁起は各地ほとんど皆慈覚大師の経営を説くけれども...
柳田国男 「雪国の春」
...悪魔よりももっと無慈悲な女で御座いました...
夢野久作 「白髪小僧」
...それでも久慈の興奮は静まらなかった...
横光利一 「旅愁」
...今久慈を除いた後の四人が他人を混えず会うということは...
横光利一 「旅愁」
...そしてその慈愛の下に故郷へ歸してやつたのだと思ひます...
吉川英治 「折々の記」
...太史慈は毅然として...
吉川英治 「三国志」
...慈円はまた、「だが、おもとなどは、そういう逃避を見つけてはいけない...
吉川英治 「親鸞」
...現実に我が子の病躯を朝夕に見て苦しんでいるのじゃ」弟の慈円が...
吉川英治 「親鸞」
...観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)は衆生をその困難から救う絶大の力と慈悲とを持っている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...ここには慈愛と悲哀との杯がなみなみと充たされている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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