...葉子が振り返ったので二人(ふたり)ながら慇懃(いんぎん)に...
有島武郎 「或る女」
...或る特別の慇懃(いんぎん)を通じて居た事は...
石川啄木 「天鵞絨」
...慇懃(いんぎん)な調子で何か話し掛けてくるのであったが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...せい/″\慇懃(いんぎん)な言葉を以て...
谷崎潤一郎 「客ぎらい」
...再び慇懃(いんぎん)に両手の上へ面(おもて)を伏せた...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...家で彼はある未亡人と慇懃を結ぶことになり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...その見かたは慇懃(いんぎん)ではあるが...
オシップ・ディモフ Ossip Dymoff 森鴎外訳 「襟」
......
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...慇懃(いんぎん)に小腰を屈めたのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...慇懃(いんぎん)にうなずくと...
久生十蘭 「あなたも私も」
...そして相手が慇懃で...
牧野信一 「好色夢」
...嫁を覆面の儘慇懃に座敷に導くと...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...いつになく慇懃(いんぎん)だった...
吉川英治 「銀河まつり」
...慇懃(いんぎん)...
吉川英治 「三国志」
...慇懃(いんぎん)も...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかも慇懃(いんぎん)...
吉川英治 「新書太閤記」
...慇懃(いんぎん)...
吉川英治 「新書太閤記」
...兵庫は慇懃(いんぎん)に...
吉川英治 「夕顔の門」
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