...山道を歩いていたら、慄然とした気持ちになった...
...彼女の歌声に聴き入っていたら、慄然とした...
...テレビで事件の映像を見たら、慄然とした気持ちがした...
...絶叫マシンに乗ったら、慄然としたが楽しかった...
...スリラー小説を読んでいると、慄然とした展開にドキドキする...
...この人造人間が殺害犯人とは……」一同は慄然(りつぜん)としてその場に立ち竦(すく)み...
海野十三 「人造人間事件」
...……」「そうですねえ、今夜の方が昨夜よりすこしばかり寒いように思いますよ」といった、途端に僕は昨夜の事件をまた新に思い出して、慄然とした...
海野十三 「深夜の市長」
...荷車に衝突して自分も相当の怪我をしたことが何回もあったことを顧(かえり)みて慄然(りつぜん)とした...
海野十三 「西湖の屍人」
...ああ戦慄(せんりつ)すべき大計画! あのとき密書が自分の手に入らなかったら……」帆村は慄然(りつぜん)として...
海野十三 「流線間諜」
...こうして常時絶え間なく渡良瀬川へ鉱毒が注がれているのであるかと慄然とした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...慄然(りつぜん)として恐れたのである...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...遽(にはか)に思(おも)はれて慄然(ぞつ)とした...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...エヒミチは思(おも)わず慄然(ぞっ)とした...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...支那は慄然(りつぜん)とすべきである...
太宰治 「惜別」
...おそらくは電信機の火花を散らして世界にめぐらした秘密触手を動かしているであろう英国大使館の姿が思わず慄然(ぞっ)と想像されてきたのであった...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...恐怖に滿ちて慄然とヂオメーデースに叫びいふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...慄然(りつぜん)として立ちつくした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼を慄然(りつぜん)とさした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...君のために慄然たる杞憂を感じた...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...慄然とするばかりだつた...
牧野信一 「女に臆病な男」
...菊千代の気性でもし自分が女だと知ったら……それは想像するだけでいつも慄然(りつぜん)とした...
山本周五郎 「菊千代抄」
...こう気づくと慄然(りつぜん)とした...
山本周五郎 「風流太平記」
...沢庵はふとその狂女の仮面(めん)をながめて慄然(りつぜん)とした...
吉川英治 「宮本武蔵」
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