...大いに言語(げんぎょ)と文章の径庭(へだたり)を縮(ちゞ)めたるは余の尤も感賞する所なり...
宇田川文海 「松の操美人の生埋」
...その性格の如何に強固なりしかを感賞せざるを得ざりき...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...曳きずり去りてトロイアの諸軍並にヘクト,ルの感賞得んと望みたる―― 290彼に忽ち難起り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...感賞は明神に在(あ)り」というが如き...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...間違いはその方の不調法ながら旨い物を食わせた段感賞すと減らず口利(き)いて逃げて来た...
南方熊楠 「十二支考」
...たしかこの時の感賞に芸州を貰ったかと記憶している...
柳田國男 「名字の話」
...――が、その感賞を、張飛は、言葉だけで、世辞のように振りまいて歩いているのは、なんだか気がすまなかった...
吉川英治 「三国志」
...また所領の分配にもさしつかえなきゆえの御感賞であったのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉の感賞にあずかっている...
吉川英治 「新書太閤記」
...よしよしと感賞しながらまた歩き出した...
吉川英治 「新書太閤記」
...鎌倉殿の感賞にあずかろうものと争った...
吉川英治 「日本名婦伝」
...一代富貴の基(もと)ともなるほどなご感賞にあずかるあずからぬも...
吉川英治 「源頼朝」
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