...私は限りなき感謝の念を感じる...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...圧倒的な感謝の念と愛情とを胸に抱いて...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...転(うた)た感謝の念を熾(さかん)にせざるを得ないのであります...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...そして、エリザベスの死という、避くべからざる瞬間が近づくに従って、王の感謝の念は、セシルに対する愛情となり、帰依とさえ高まった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...僕はただ感謝の念だけしか持ってやしなかった...
豊島与志雄 「好意」
...感謝の念にいっぱいになって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...感謝の念で自分を卑下(ひげ)した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今でもなお深い感謝の念を失わずにいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼の心は感謝の念でいっぱいになった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そこで、着物を乾かしながら、自分の身体(からだ)をあたためながら、いいあんばいに、おあつらえ向きに火が燃やされてあったことに、少なからず感謝の念が湧いてみると当然、この火は、いま、丸くなって逃げて行った海のおばさんの焚き残した火だとさとって、その感謝の念を、右のおばさんのところへ持って行かなければならないと思いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それよりも十年の間黙ってこういう研究の為に毎年の研究費を支出し続けられた寛容にして理解ある或る方面の有力者の庇護を得たことを感謝の念をもって思い返してみる...
中谷宇吉郎 「二つの序文」
...初めて感謝の念をもって答えた...
橋本五郎 「自殺を買う話」
...しかも感謝の念をセーラーたちから盗もうとさえたくらんだのであった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...フェンウィックは俺に任せろ」ベナが友を見て感謝の念を投げた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...感謝の念から譲られたのですが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...そのことに対する私どもの感謝の念は限り無いものでありますが...
三好十郎 「猿の図」
...人間は己がこの世に生れたことに感謝の念を禁じ得ないでしょう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...歓びや感謝の念とは似ても似つかない恨みのこもった眼の光が...
吉川英治 「三国志」
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