...彼はその小説に感興して一気に読み終えた...
...彼女との会話がとても面白く、感興を持って聞いていた...
...その映画は観客全員が感興した...
...彼の話を聞いていると、どんどん感興が沸いてきた...
...彼女は自然の美しさに感興して、毎日散歩している...
...芸術や科学は感興を刺激することが少なかった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...いわば拵え上げた感興ですから...
上村松園 「虹と感興」
...感興を肴にするのだ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...感興や天分の有無に関せずだれも彼もダンスのステップを習うように歌をよむことになって来たために...
寺田寅彦 「俳句の型式とその進化」
...以前に遊んだときほどの感興も得られなかった...
徳田秋声 「蒼白い月」
...いずこにおいても隅田川の両岸に対するよりも一体にまとまった感興を起させる...
永井荷風 「日和下駄」
...何の感興(かんけう)も持たない...
南部修太郎 「寫眞と思ひ出」
...生々とした感興で湧(わ)き上って来る(JI八七―九〇)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...感興を破られたといって苦情を言った...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...感興の逸せぬうちにと刻まれた作品(もの)で...
長谷川時雨 「桃」
...すつかり感興が潰滅してしまつて...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...文藝の價値は「一般讀者の感興を惹くことの多少と勸善懲惡的な誘導力の多少とに由りて決する」ものだと云つてゐる...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...個人的画家が感興の湧(わ)くままに...
柳宗悦 「工藝の道」
...却ってそれが思いもうけぬ手柄のような感興を誘うのは...
横光利一 「旅愁」
...あれこれ眺める今日このごろの感興に似たものを感じた...
横光利一 「旅愁」
...私(わたくし)は最も溌剌(はつらつ)たる感興を以(もつ)て読みました...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...梅に関する折々の感興や話題を古今に集めたら...
吉川英治 「梅ちらほら」
...しかしたまたま唐の詩人の感興が日本人の性質のうちにうまく生きて...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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