...彼はその小説に感興して一気に読み終えた...
...彼女との会話がとても面白く、感興を持って聞いていた...
...その映画は観客全員が感興した...
...彼の話を聞いていると、どんどん感興が沸いてきた...
...彼女は自然の美しさに感興して、毎日散歩している...
...いわば拵え上げた感興ですから...
上村松園 「虹と感興」
...しかし、感興も、その感興の起った時が一とう鮮やかであり、色濃いにきまっております...
上村松園 「虹と感興」
...今も記憶に殘つて讀下の際少からず感興を殺がれ候句は...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...しかもその作者の内部の芸術的感興においては...
田山録弥 「三月の創作」
...ちょっと感興が起こった後に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ぼくはぼくの音楽上の感興を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そういう審美的感興の或(あ)る場合に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...木下杢太郎(きのしたもくたろう)北原白秋(きたはらはくしゅう)諸家の或時期の詩篇には築地の旧居留地から月島永代橋(つきしまえいたいばし)あたりの生活及びその風景によって感興を発したらしく思われるものが尠(すくな)くなかった...
永井荷風 「日和下駄」
...木下杢太郎(きのしたもくたろう)北原白秋(きたはらはくしう)諸家の或時期の詩篇には築地の旧居留地から月島永代橋(つきしまえいたいばし)あたりの生活及び其の風景によつて感興を発したらしく思はれるものが尠(すくな)くなかつた...
永井荷風 「水 附渡船」
...風景の美に打たれての感興か...
中里介山 「大菩薩峠」
...対抗的にではなく感じられることは感興或ひは...
中原中也 「詩に関する話」
...何の感興もなく流れてゐるのだ...
林芙美子 「下町」
...それらの作品を書いた感興の多くは...
堀辰雄 「小説のことなど」
...周子は飽くまでも無感興を固持してゐた...
牧野信一 「毒気」
...毛黒からぬ北欧人が読んで何の感興を生ぜぬは...
南方熊楠 「十二支考」
...ふかい感興をうごかされ...
宮本百合子 「明日の知性」
...改めて感興の統一によって...
柳田国男 「木綿以前の事」
...感興には開く心を思想に鎖すことになる...
山村暮鳥 「小川芋銭」
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