...それは一種感情的な自観の仮想に過ぎないのではないか...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...アングロ・サクソン人のあれほど慢(ほこ)りとしてる無感情的な信仰の自由も...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...けっして感情的な方面についてではなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...感情的な兄がそれを物足らず思うのも無理はなかった...
夏目漱石 「行人」
...感情的な態度を排して...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...けれども「感情的な意味」と「知性的な意味」とは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...権力感情的な貴族主義のものは――古典派でも高蹈派でも――凡(すべ)て必ず形式主義に傾向している故に...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...それとも感情的なことに対してか...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...僕の感情的な見解に感謝しなさい」ブラチの顔に笑顔の応答はなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...僕のは感情的なのが多かつたが...
牧野信一 「エハガキの激賞文」
...とても日本語ぢや云へさうもない感情的なことが――平気で云へるのは面白いと妾思つてゐるのよ...
牧野信一 「南風譜」
...非感情的な迷惑が想像された...
牧野信一 「山を越えて」
...もしわが身一つの秋と思ふと詠(よ)むならば感情的なれども...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...それは感情的な主観的な評価を排して...
三木清 「哲学入門」
...そういう感情的なものにこだわっていたこと(前便...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...強い感情的なところもなかつた...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...彼は天性によってpar natureはむしろ感情的な人なのであるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どうかした拍子には父の感情的な口吻が洩れるのだった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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