...おとなしい感心な少年だった...
海野十三 「大空魔艦」
...若いに感心な男ぢや...
薄田泣菫 「茶話」
...それは感心なこころがけだ...
太宰治 「右大臣実朝」
...感心な百姓だと思って...
田中貢太郎 「竇氏」
...お前は義務に忠実な、感心な人間だ...
谷崎潤一郎 「恐怖」
......
永井荷風 「書かでもの記」
...いわゆる家業に精を出す感心な人というのは取(とり)も直(なお)さず真黒になって働いている一般的の知識の欠乏した人間に過ぎないのだから面白い...
夏目漱石 「道楽と職業」
...そこへ行くと箆棒(べらぼう)には違ないが感心なところがあります...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...感心な乃木式(のぎしき)の人なりと讃(ほ)める人もある...
新渡戸稲造 「自警録」
...「それは感心なことだな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...議員の奴もどうして、感心な馬だ……...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...彼女は決して決して感心なんかしないだろう...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...――ぬけ参りとは感心な娘さんだ...
山本周五郎 「風流太平記」
...その篤実な志に御感心なすったのであろう...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...三時間のおなじみでもチャント記憶しているから感心なものだ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...それでもまだ自惚(うぬぼ)れが残っていたんですから感心なもんでげしょう...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...感心なもんだな...
夢野久作 「爆弾太平記」
...感心なことには、昼寝の枕にも、書物を重ね、大きな刀をわが子のように抱いて寝ている...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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