...感心なことじゃないか...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「かけっこ」
...ずっと点(つ)くのですよ」「感心なもんだな...
海野十三 「空襲葬送曲」
...感心な司法主任の観察が間違っていなかったことが一層はっきりした...
江戸川乱歩 「悪霊」
...その容姿のりつぱなのに感心なさいまして...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...俥夫(くるまや)の宅(うち)にあつても感心な程腹の太いもので...
薄田泣菫 「茶話」
...お父さまやお母さまも草葉のかげでどんなに感心なさるでしょう...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...「この若さまは感心なお児(こ)ですよ」と云った...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...繊細な性質をもち生命の堕落的な磨損(まそん)からのがれようとの感心な願いをもってるらしい...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...感心なほどでまたうるさいほどだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「お前は感心な奴だ」と大天狗は言いました...
豊島与志雄 「天狗の鼻」
...それで水車小屋の中にのみ引込んでいるが、感心なことには、毎朝欠かさず主人弾正の御機嫌伺(ごきげんうかが)いに行きます...
中里介山 「大菩薩峠」
...感心なものです」「まあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...発明製作に没頭しているといえば、感心なようだが、弁当をわざわざ遠方から運ばせてまでも、没頭しなければならないほどの多忙がどこにあるか、その理由はわからないながら、とにかく、毎日、この時間に、このくらいの弁当を持って来な、と言いつけられている通りを、米友の責任観念がなおざりにせしめてはおかないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...ますます感心な学者ということになる...
中谷宇吉郎 「楡の花」
...「真個(ほんと)に本田さんは感心なもんだナ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...それが断えず感心な好い音をさせてゐる...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「十三時」
...感心なすって……...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
...感心なもんだな...
夢野久作 「爆弾太平記」
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