...もう一歩進むと芭蕉(ばしょう)の「さびしおり」を感得するであろう...
寺田寅彦 「科学と文学」
...ほとんど他人には想像もつかないような「意味」を感得する事があった...
寺田寅彦 「球根」
...本当に生きた生命を感得する...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...その感覚で人生の現実を直接に感得することが...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...にわかに感得する...
豊島与志雄 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...化物の物凄いことを感得することができません...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうしても感得することができずにしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その血がベトベトとして生温かいものであることを感得する...
中里介山 「大菩薩峠」
...その責任がかかって自分にあるということを感得すると...
中里介山 「大菩薩峠」
...また自己と外界との一致を感得するためには...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...われわれは到底理解もまた感得することも出来ない幽霊である...
中谷宇吉郎 「八戒に遭った話」
...だれしもさうした言葉の味覚を感得するであらう...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
...詩趣を感得することが出来たからだ...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...雑音から街の地理を感得するように...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...一は感情を以て感得する美術上の穿鑿是なり...
二葉亭四迷 「小説総論」
...高原の淨氣を鼻から感得するどころではなかつたのだが...
正宗白鳥 「『アルプスの眞晝』(セガンチーニ作)」
...彼れが現實に感得するところとはならなかつた...
正宗白鳥 「見て過ぎた女」
...そうして相手の心を細かい隅々にわたって感得する...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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