...かの近来の赤大根は君の小説に感奮し...
芥川龍之介 「八宝飯」
...その者一代のうちは主の恩に感奮しさらに忠勤をはげむといふ事にもなるでせうが...
太宰治 「右大臣実朝」
...映画界の幹部たちはひとしく感奮し...
太宰治 「芸術ぎらい」
...外國人たる彼さへ幾度となく瞠目し感奮させられる事があつたのでした...
太宰治 「「惜別」の意圖」
...感奮一番せざるを得ない...
太宰治 「花火」
...『太平記』を読んで感奮したというのでありますが...
津田左右吉 「流れ行く歴史の動力」
...少年時代に感奮させられた聖賢の書を引っ張り出したりするのだったが...
徳田秋声 「縮図」
...自分の愛する女を見て発する情と同じやうな感奮であつた...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...全軍が感奮する模様をしるしている...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...刺客はもう感奮して声を立てて泣いたんだ...
松永延造 「職工と微笑」
...或る日或る時にひょんな事から感奮して見た映画の手ほどきが...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...其感奮の情が他をして筆を把つて数日間の記を作らしめたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...自然詩人、宮廷詩人、騎士詩人、温柔詩人、感奮詩人あり...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...6280ファウスト(感奮す...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ただそれを透視しうる人がまず感奮し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そしてそれはむろんわれわれを感奮せしむる多くの内容をもってはいますけれども...
山本周五郎 「菊屋敷」
...地方民は新しい感奮を抱くにちがひない...
吉川英治 「折々の記」
...異常なそのときの感奮は長く忘られるものではない...
吉川英治 「私本太平記」
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