...かの近来の赤大根は君の小説に感奮し...
芥川龍之介 「八宝飯」
...聴衆へ非常な感奮を与へた...
エマ・ゴオルドマン 伊藤野枝訳 「子供の保護」
...腹が滿ちた上に醉をも發して今元氣の充滿した三藏は此牡丹の力に感奮して見てゐる...
高濱虚子 「俳諧師」
...その者一代のうちは主の恩に感奮しさらに忠勤をはげむといふ事にもなるでせうが...
太宰治 「右大臣実朝」
...外國人たる彼さへ幾度となく瞠目し感奮させられる事があつたのでした...
太宰治 「「惜別」の意圖」
...『太平記』を読んで感奮したというのでありますが...
津田左右吉 「流れ行く歴史の動力」
...深く自(みずか)ら感奮して謂(おもえ)らく...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...また何かに感奮して...
中里介山 「大菩薩峠」
...一金額の乏しきを憂うる而已(のみ)との言に儂(のう)は大いに感奮する所あり...
福田英子 「妾の半生涯」
...彼は花を見ては好く感奮するが...
松永延造 「職工と微笑」
...其感奮の情が他をして筆を把つて数日間の記を作らしめたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...自然詩人、宮廷詩人、騎士詩人、温柔詩人、感奮詩人あり...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...6280ファウスト(感奮す...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...想像以上に感奮させたようであった...
山本周五郎 「似而非物語」
...感奮したことはいうまでもない...
吉川英治 「三国志」
...それに感奮して、また数日の後、城壁の下まで戦い迫って行ったが、こんどは敵方から襲(う)った一弾に中(あた)って、仰向けに倒れてしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...何の感奮もなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...とにかくその晩ぼくは感奮して帰った...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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