...聴衆へ非常な感奮を与へた...
エマ・ゴオルドマン 伊藤野枝訳 「子供の保護」
...ですが私の縮図帳には其の時その時の涙が織り込まれ感奮が描き込まれているわけでございますから...
上村松園 「座右第一品」
...その惨憺たるありさまに感奮して「田中正造を山師だと思いこんでいたのは自分の誤であった」と述懐するとともに...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...少年の如く感奮してゐた...
太宰治 「富嶽百景」
...深く自(みずか)ら感奮して謂(おもえ)らく...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...性と生との根本問題をかつぎ出されていちずに共鳴感奮してみたものの...
中里介山 「大菩薩峠」
...或る日或る時にひょんな事から感奮して見た映画の手ほどきが...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...6280ファウスト(感奮す...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...感奮せる師父(虚空を昇降しつゝ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ただそれを透視しうる人がまず感奮し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...想像以上に感奮させたようであった...
山本周五郎 「似而非物語」
...また水戸志士の熱烈不羈(ふき)な能動性に感奮した...
山本周五郎 「新潮記」
...桜川三孝氏も一世一代のような感奮をおぼえたことにちがいあるまい...
吉川英治 「紅梅の客」
...老人は一代の晴れに感奮してでもいるようなかたい表情であった...
吉川英治 「私本太平記」
...異常なそのときの感奮は長く忘られるものではない...
吉川英治 「私本太平記」
...それに感奮して、また数日の後、城壁の下まで戦い迫って行ったが、こんどは敵方から襲(う)った一弾に中(あた)って、仰向けに倒れてしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...何の感奮もなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...とにかくその晩ぼくは感奮して帰った...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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