...今でこそ写楽々々と猫も杓子(しゃくし)も我が物顔に感嘆するが...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...感嘆する實に感嘆する流石にプシキンだ...
千家元麿 「自分は見た」
...と言って膝(ひざ)を打って感嘆する人も昔はあったが...
太宰治 「不審庵」
...この一団のきたない粘土の死塊が陶工の手にかかるとまるで生き物のように生長し発育して行く不思議な光景を幾度となく頭の中で繰り返し繰り返し思い起こしては感嘆するのであった...
寺田寅彦 「空想日録」
...それは虎(とら)などを感嘆するのと同じ態度でなんだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...新時代の若い娘たちを感嘆することができます...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...唾棄すべきものをも感嘆するからである...
豊島与志雄 「情意の干満」
...随分早いのね」と露子は大(おおい)に感嘆する...
夏目漱石 「琴のそら音」
...僕は日ごろこの句の津々(しんしん)たる興味に感嘆する...
新渡戸稲造 「自警録」
...動物の「本能」には感嘆する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...あれは相当度胸が要る?」などと感嘆するのでした...
牧野信一 「早春のひところ」
...筆蹟ばかりをそんな風に感嘆するのである...
牧野信一 「昔の歌留多」
...世間は景気が好いのですねえとさも感嘆するやうに云つたりした...
正岡容 「下町歳事記」
...感嘆するようにいった...
室生犀星 「姫たちばな」
...「すばらしいなあ!」と感嘆するのは安全である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私達が感嘆する部類の工藝を...
柳宗悦 「日本民藝館について」
...膝を打って感嘆する……というような事が多いらしい...
夢野久作 「能とは何か」
...これにこそは」と感嘆するのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索