...あつぱれ剛なる最期の際、感じ入る...
大町桂月 「國府臺」
...この男の話には深く感じ入るものがあったらしい...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...もし、この後、ああしたことをなさるなら、いよいよ何事が起るか、判らんではないか? お身の孝心は、宗城、感じ入るが、父上一人の御機嫌をとるために、島津の家を亡ぼして、それが、賢人の道かの」斉彬は、微笑して「亡びもせん...
直木三十五 「南国太平記」
...音そのものの物理的な快味にだけ感じ入るのに似てゐて...
中原中也 「撫でられた象」
...「へえー」と御両人は一度に感じ入る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...御女儀(ごにょぎ)さまのお居間へなぞ――全く以て思いもかけませぬ――」「その物がたさは感じ入るが――しかし...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...どこからその美しい形を捕(とら)えて来るのかと感じ入るほどであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...西洋人は植物から取るこの天然藍に一入(ひとしお)感じ入るようであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...そちの孝心は感じ入るが...
吉川英治 「三国志」
...義元もほとほと感じ入るばかりだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...唯今のご要意には感じ入る...
吉川英治 「宮本武蔵」
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