...愛らしさをなくし...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...その透き通るような翼を持った快活な愛らしさ...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...一種醜い可愛らしさを具(そな)へた小動物が無邪気に生きてゐる...
犬養健 「姉弟と新聞配達」
...どうして猫の可愛らしさが分るものか...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...美しきと愛らしさを撒(ま)き散らすモーツァルトの音楽こそは...
野村胡堂 「楽聖物語」
...その可愛らしさというものはありません...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...その可愛らしさと共に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...娘らしい可愛らしさが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前は?」八五郎は相手の可愛らしさに釣られて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは可愛らしさを強調して拵へたお人形のやうな感じです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これはまことに非凡の可愛らしさです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少し仰向いた鼻の可愛らしさなど...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは聡明さに助けられた愛らしさと言った方がピタリとしたでしょう...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...だだっ子らしい愛らしさで激しくかぶりを振って...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...たゞたゞ弱々しい可愛らしさで...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...情痴的な要素にしか女の愛らしさを見なかったり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...首をすぼめて小さくなッたその風の可愛らしさ,娘はその身の貌(かお)を「コロ」の貌から二三寸離して...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...またあの器用さ、鋭さ、愛らしさ、――それは茫漠たる大陸の気分を思わせるよりも、むしろ芸術的にまとまった島国の自然を思わせる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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