...だだッ児のような可愛らしさがありました...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...人を惹きつける可愛らしさがあつた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...子供には可愛らしさもあったが...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...頬の肉付きの可愛らしさと...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...玉子を剥(む)いたような可愛らしさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...死骸の可愛らしさは涙を誘います...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...可愛らしさは申分ないにしても...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...抜群(ばつぐん)の可愛らしさからみても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いかにも純潔で可愛らしさが溢れます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...姪の多世里の幼々(うひ/\)しい可愛らしさと共に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この娘の息の通つてゐる頃の可愛らしさを思はせないものはありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...可愛らしさと美しさの中にも...
野村胡堂 「眠り人形」
...愛らしさを完備した女性であることによっても知られるのである...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...殿方(とのがた)に綺麗なお顏なんぞがお入用なのではあるまいし! 可愛らしさを...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...だだっ子らしい愛らしさで激しくかぶりを振って...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...と椅子の不足しているとき兄を睨む気軽さ愛らしさは...
宮本百合子 「家庭と学生」
...小さな泉とそこの活溌な住人雄々しいきれいな小人のはなしは、いつになっても、どのような話しかたで話されても、本来の愛らしさ、献身、よろこばしさの失われることのない物語です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...胡粉(ごふん)のはげかかった白い顔の愛らしさ...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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