...なか/\に可愛いところがある...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...宝塚(たからづか)の可愛いいレヴィウから...
海野十三 「恐しき通夜」
...直江津の姉露子と可愛い正坊が...
海野十三 「空襲警報」
...「可愛いがっていた甥御さんだったから...
太宰治 「令嬢アユ」
...こんなにも可愛い鼾があろうかと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「可愛いゝ奴ですよ...
田畑修一郎 「南方」
...無邪気な可愛い小僧として住みこんでいたのであった...
田山花袋 「日本橋附近」
...」「宮とは可愛い名だね...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...例の若々しい額が眉を上げてあの奇妙な表情をし――しかしそれは奇妙なという他(ほか)に可愛いくて特有の表情であったが――それから...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...何一つ被蔽物(ひへいぶつ)もなく全く無限の大空に向って開放された巣の中には可愛い卵子が五つ...
寺田寅彦 「ゴルフ随行記」
...母さん里母(かか)さん 里は一本榎親鳩 子鳩ならんで見てたのつぽのつぽ榎天までとどけ母さん里へ餅負(しよ)つて行つた可愛い小鳥小鳥屋の店はチツチク チツチク店だ小鳥屋のお父(とつ)さん目くちやれお父さん小鳥のお母(つか)さん朝寝ンぼお母さん雌雄(めすおす)二羽の可愛い鳥だ小鳥屋の店でチツチク チツチク啼いてた...
野口雨情 「十五夜お月さん」
...ああこの溶けてゆく春夜の灯かげに厚くしつとりと化粧されたるひとつの白い額をみるちひさな可愛いくちびるをみるまぼろしの夢に浮んだ顏をながめる...
萩原朔太郎 「青猫」
...可愛い乳母さんから教えられたとおりの言葉で言ってやりました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...私は可愛い娘達を私が彼女達の夫と仲違いすることで悩ませたくないんだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...可愛い絵です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...なかなか可愛い息子です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...おめえだち女房子が可愛いいからのこんだぞ...
三好十郎 「樹氷」
...場所もあろうに大目付の役宅へシャシャバリ出て『可愛い娘を祝言前に殺されて妾(あたし)ゃ行く末が暗闇になりました...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
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