...彼は愚存にひたって自分の能力を過信してしまった...
...あの人は愚存に陥って自分が正しいと思っている...
...過去の愚かな行動を反省して、愚存な思考に陥らないように気を付けたい...
...彼女は自己愚存に陥って、周りの人のアドバイスを聞き入れなかった...
...愚存の罠にかからずに、冷静な判断をするように心がけている...
...腹臓なく愚存(ぐぞん)陳(ちん)じ申(もうす)べく候正岡先生の御逝去が吾々のために悲哀の極みなることは申(もうす)までもなく候えども...
伊藤左千夫 「師を失いたる吾々」
...愚存の趣を申し試む可しと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...学校を初め御改政の諸事愚存御座候えども政府の御基本相立ち候うえ御取興(とりおこ)しのことと存じ奉り候...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...御互に用心をしたら善かろうと存じていささか愚存をつけ加えました...
夏目漱石 「創作家の態度」
...愚存を申しのべたく思いますが...
吉川英治 「上杉謙信」
...いったいここをどうしたら勝目がつくと申すのか」「われわれの愚存では...
吉川英治 「上杉謙信」
...しばらく愚存(ぐぞん)をお訊きください」「だれだい...
吉川英治 「剣の四君子」
...この大事に当ってとるべき呉の大方向をご垂示にあずかりたい」「愚存を申しあげてもよいと思いますが...
吉川英治 「三国志」
...――その計は」「愚存を申しますれば...
吉川英治 「三国志」
...と愚存を申しあげてみましたなれど」「だめか」「お取上げなく...
吉川英治 「私本太平記」
...この方が愚存(ぐぞん)を申しのべるほかおざるまいが……」その時...
吉川英治 「新書太閤記」
...――愚存、信じますところは、この機を逸せず、敵の岩崎山砦(とりで)と、大岩山砦の二塁を攻め、遠く、岐阜の神戸殿に呼応の火の手を示すと共に、秀吉の急なるに劣らず、お味方もまた、破竹の電突をもって、羽柴方の幾砦をことごとく踏み潰(つぶ)し去ることにござりまする」「おおよ...
吉川英治 「新書太閤記」
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