...「何を愚図愚図(ぐづぐづ)してゐるんだえ? ほんたうにお前位...
芥川龍之介 「アグニの神」
...愚図愚図してゐると...
芥川龍之介 「三つの指環」
...愚図愚図しないで...
海野十三 「深夜の市長」
...兎も角愚図愚図(ぐずぐず)している場合でないと思ったので...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...愚図愚図していたら...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...――だが愚図愚図してはいられない...
大阪圭吉 「三狂人」
...愚図愚図している間に...
大杉栄 「日本脱出記」
...「何でいつまでも愚図愚図してるんです!」澄子は息をひそめた...
豊島与志雄 「変な男」
...愚図愚図しているとお為めになりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...こっちから催促するのも悪いかも知れず」話はとうとう愚図愚図(ぐずぐず)になってしまった...
夏目漱石 「こころ」
...愚図愚図しちゃいられない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...愚図愚図泣言を云うない...
葉山嘉樹 「浚渫船」
...愚図愚図してはいられないので...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...五年の歳月も短かすぎて愚図愚図していられない気持になる...
松濤明 「山想う心」
...愚図愚図(ぐずぐず)に一日一日延びていた...
水上滝太郎 「果樹」
...「トテモ追出しゃあしめえと思ったが……この塩梅(あんばい)では愚図愚図しちゃいられねえぞ」と独りでうなずきながら立去る場面(ところ)であった...
夢野久作 「二重心臓」
...何を愚図愚図してるんだよ...
吉川英治 「大岡越前」
...愚図愚図しているうちに...
和辻哲郎 「鎖国」
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