...愚図愚図してゐると...
芥川龍之介 「三つの指環」
...愚図愚図しないで...
海野十三 「深夜の市長」
...もう愚図愚図(ぐずぐず)はしていられないのだ...
海野十三 「流線間諜」
...兎も角愚図愚図(ぐずぐず)している場合でないと思ったので...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...愚図愚図(ぐずぐず)しては居られないと思ったのだ...
太宰治 「正義と微笑」
...と弱気に愚図愚図いたして居りますうちに...
太宰治 「皮膚と心」
...きょうまで愚図愚図...
太宰治 「ろまん燈籠」
...愚図愚図しているとお為めになりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは愚図愚図していると人違いの災難を受ける...
中里介山 「大菩薩峠」
...さあ四時だ愚図愚図してはおられんと茶碗をまた取り上げると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...何を愚図愚図して居るのサ」死を決した岡柳秀子は...
野村胡堂 「青い眼鏡」
...今頃まで愚図愚図(ぐずぐず)していたら...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...愚図愚図してはいられなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのまま愚図愚図と一と月という月が経ちました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...若旦那が死んで半歳も愚図愚図しているはずはない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...愚図愚図泣言を云うない...
葉山嘉樹 「浚渫船」
...五年の歳月も短かすぎて愚図愚図していられない気持になる...
松濤明 「山想う心」
...(何を愚図愚図している)と...
吉川英治 「新書太閤記」
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