...どんなにか愚か者とお思い遊ばしましょう...
豊島与志雄 「一つの愛情」
...それに応ずるほどの愚か者でなし...
中里介山 「大菩薩峠」
...まだ悟ることが出来ないとは何といふ愚か者か...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...国中に不満の種を蒔(ま)き、女王の名をおとしめて、典型的な浪費家、愚か者と……...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...なんという愚か者だ! おれは...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...芸者になりたい! などゝいふことを口にしてゐた愚か者のことだから...
牧野信一 「小川の流れ」
...ただ自分の多情からこの人に怨(うら)みを負うような愚か者になっているのだとこんなふうにも源氏は思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...われ賢くして苦しまんよりはむしろ愚か者よとあざけられん...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まったく愚か者がその体に執着するのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...愚か者は実に、謎のごとき言葉にかくされたる思想をのみほめ称う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼女たちの変装仮面はただ愚か者を欺くにすぎない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それはわたしのような愚か者にも大した努力なしに到達できる徳であるように思われる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...愚か者よ、何とて、いたずらに、かくは子供じみたる願(がん)をばかくるぞ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...愚か者のいちずな気持から...
山本周五郎 「つばくろ」
...おれは何という愚か者だろう...
吉川英治 「江戸三国志」
...――愚か者なら愚か者でよいほどに...
吉川英治 「新書太閤記」
...あわれ心身も蝕(むしば)まれて滅びんとしている愚か者がこの範宴であります...
吉川英治 「親鸞」
...そんな愚か者ではあるまい...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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