...年を重ぬるに從つて段々愚かさが増して來た...
石川啄木 「葬列」
...それは自分の愚かさを相手に知らせるだけだからです...
梅崎春生 「Sの背中」
...まさかそんなこととは夢にも知らずあくまでも女を信じきっていた自分の愚かさが...
近松秋江 「霜凍る宵」
...あの文献学的クリティシズムの学究的な愚かさである...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...何の才能もない愚かさに気づくと...
豊島与志雄 「一つの愛情」
...己を通そうとする愚かさに...
直木三十五 「南国太平記」
...俺が今まで其処(そこ)に思い至らなかったとは何たる愚かさであろう...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...マンの人のよさと愚かさとを嘲笑うように...
火野葦平 「花と龍」
...理性と愚かさについて結論を下す...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...あの人を少しでも疑うなんて、あの人をふみつけにすることにもなるし、妾自身の愚かさ、醜さを妾自身に証明することにもなるのだから...
平林初之輔 「オパール色の手紙」
...決して愚かさと等しいものではありません...
宮本百合子 「幸福のために」
...(c)ところが運命の方ではそういう彼の愚かさをわらって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...愚かさと極度の不確実との確かな証拠である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...同じ愚かさの中で一つになる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あのようなおずおずした言葉の上の用心をすることの愚かさを覚らせる者は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おそらく世間の人の愚かさの報いを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私たちはその志を拒むような愚かさを犯してはならぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...そんなことで日頃の汚名をすすごうと思った自分の愚かさ...
山本周五郎 「ひとごろし」
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