...が、これでは、愚かせんべいで、どうもへんである...
大下宇陀児 「擬似新年」
...愚かな貧しい作家が...
太宰治 「善蔵を思う」
...ロッサム老人は神を恐れぬ愚かな行いを夢見とって...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...虫より劣った愚かしい無能な人間が...
豊島与志雄 「一つの愛情」
...)Le dab est sinve, la dabuge est merloussire, la fe est bative.(亭主は愚かだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...柳田君に廻航の心配をさせるのも愚かな話だった...
中里介山 「大菩薩峠」
...愚かなる命の二人よ...
中里介山 「大菩薩峠」
...愚かになるような気がする...
中島敦 「光と風と夢」
...口々に噺しているのはいかにも愚かな成行であった...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...さうして莫迦気て邪推深い愚かさを強く憎まずには居られなかつた...
牧野信一 「公園へ行く道」
...この愚かさはわたし自らのしていることにそっくりだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いま現代の地理学者が世界について言うところを信ずるのは愚かではあるまいか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...愚かな人たちが愚かでない言葉を吐くのを聞く...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人間は時として愚かな行いを平気で見過します...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...壮観? というも愚かである...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...彼女に同情しつつ在る最も愚かな犠牲者である……と言った風に考えているらしい事が...
夢野久作 「少女地獄」
...奇観というも愚かである...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...「小弟の愚かな放言をおゆるしください」と...
吉川英治 「三国志」
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