...愚も亦(また)甚(はなは)だしい...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...そは愚かしきあだ心...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...万一人造人間の愚鈍(ぐどん)な進軍だけが続くようでは...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...斯んな事で苦しむのは實際愚なことだ...
高濱虚子 「俳諧師」
...変態の愚癡よ...
太宰治 「お伽草紙」
...「愚僧などが拝みましたところでは...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...想像も出来ない愚民であるか...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...愚痴を言ったりしても仕方がありませんわ」「嫂さん...
中里介山 「大菩薩峠」
...はじめのほどに春雨になまめきわたる庭の内に愚かなりける梧桐の木かとよみおきけるが...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...愚図愚図してはいられなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...愚(ぐ)に返つた彦兵衞が一生の頼みだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...益々疑ひを重ねたわけで」久六は愚直らしく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さうして莫迦気て邪推深い愚かさを強く憎まずには居られなかつた...
牧野信一 「公園へ行く道」
...愚俗これを信じて子孫を天師と崇(あが)めた(『五雑俎』八)...
南方熊楠 「十二支考」
...そのためどんなに愚弄され...
宮本百合子 「現代の主題」
...現代のちっぽけな偉大さを比べる人たちの愚かさを明らかにしたいから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あまりな愚痴をと思ったか...
吉川英治 「三国志」
...愚かなだらけきった恋仇にぴったり抱きついているのである...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??