...天主と云う名に嚇(おど)されて、正法(しょうぼう)の明(あきらか)なるを悟(さと)らざる汝(なんじ)提宇子(でうす)こそ、愚痴のただ中よ...
芥川龍之介 「るしへる」
...併し之は唯彼の詐欺が彼の愚によつて覆はれてゐることを證明するのみで...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...愚図々々しやあがつて...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
...愚僧も実はそれほどの事迄はありませんけれども...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...而もただの蒸し返しではなくてそのインテリらしいインテリ主義(インテリ階級説)の悪質さと愚劣さとの強調・発展に他ならなくなるだろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...「愚問には答えません...
豊島与志雄 「波多野邸」
...ともすれば愚痴になりそうです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「泣かんか愚人の如く...
林芙美子 「大島行」
...愚圖らずに行つてお呉れと少しふるへて頼むやうに言へば...
樋口一葉 「十三夜」
...愚かにも戦った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...断然この愚劣な亢奮は収まらぬのだ...
牧野信一 「ゾイラス」
...愚かな伝統を尊重――と云ふより寧ろ単なる不用意な考察で――それで私の名前なるものが制定される...
牧野信一 「痴想」
...驢は愚人の義だ...
南方熊楠 「十二支考」
...コルシカ人のフランスに対する復讐的虚無心にもえた弟たち妹たちの愚行と次第につのるナポレオンの好戦慾...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私には愚かに見えてならぬ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...いずれおまえは、女愚連隊とか、ハンケチ女とかいう、そんな類の者じゃろう」「そうよ、私は、ハンケチ女から成り上がった、女の愚連隊よ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...愚僧の古いたわ言を...
吉川英治 「私本太平記」
...今日まで愚痴らしいこと一つ聞かさなかった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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