...女はオオと驚くに予も心付きてヤヤと愕きたり...
饗庭篁村 「良夜」
...「あたくし、愕きました...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...愕きのあまりヘタヘタと土間に膝をついた...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...このわしを」ミルキ閣下は愕きの目をみはった...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...全く愕きますよ」(そうか...
海野十三 「人造人間事件」
...こいつはいよいよ愕きましたな...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...たいへんなものですね」私は率直に愕きをのべると...
海野十三 「千年後の世界」
...「あっ!」彼は思わず愕きの叫び声をあげた...
海野十三 「地球発狂事件」
...しかし私どもは、あの特許の実物が、いま申しましたような働きをするに充分だと認めれば、特許の買い取り価格をそうですねえ、まず二百万円までは出します」「二百万円、あの『多腕人間方式』の特許権が二百万円になるのですか」余は、もう愕きを、隠していることができなかった...
海野十三 「特許多腕人間方式」
...「……」敬二少年は、愕きのあまり、叫び声さえも咽喉(のど)をとおらない...
海野十三 「○○獣」
...こんなに愕きの連発をやったことがなかった...
海野十三 「什器破壊業事件」
...そんなことをなすったの」光枝の愕きはのちに帆村が大花瓶の中に仕掛けた録音線(ろくおんせん)から...
海野十三 「什器破壊業事件」
...二人の侍者も愕きて互に目と目見合しぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...愕き怖れる彼女を嘲り笑い...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...愕きつづけているかもしれない...
中井正一 「脱出と回帰」
...自分の感情に愕きつつ考えるのであった...
「一本の花」
...愕きをともなった感覚であって...
宮本百合子 「寒の梅」
...極度な人心の愕きに作用されて...
吉川英治 「日本名婦伝」
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