...あたしだって……意趣返しをしてやる...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...彼は自分の気に入らないときに意趣返しとしてその武器を使うばかりでなく...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...甲府から持越しの意趣を晴らしてえという当の相手はどこにいるんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...意趣も恨みもない人を斬ろうとして行くのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...何んの意趣でそんな惡戯をするのか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...漸(ようや)く相わかりました」「誰が何んの意趣で隱したのだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのゆきがけの駄賃に意趣をはらそうというのだろう...
山本周五郎 「いさましい話」
...三年も過ぎた今日になってその意趣をききに来たとは...
山本周五郎 「百足ちがい」
...互いにいかなる意趣あるとも...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...叶(かな)わぬ恋の意趣晴らしに...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...後々も意趣に残すまじき事...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...汝こそ縁談を退けられたを意趣に含み...
吉川英治 「剣難女難」
...これを意趣(いしゅ)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...他愛もない間違いの意趣返しだとか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...『何の意趣(いしゅ)があって...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...肉親の意趣もある...
吉川英治 「宮本武蔵」
...師の巌流の雪怨(せつえん)という意趣から...
吉川英治 「宮本武蔵」
...觀客に曲の筋や意趣を釋くような箇處が必ずある...
和田萬吉 「父兄の方々に」
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