...我々みずから無意識界へ幽囚(ゆうしゅう)してしまうのだ...
江戸川乱歩 「疑惑」
...意識界の善人をたばかっていたのだ」「どうもむずかしくてよくわからないが...
江戸川乱歩 「疑惑」
...乃至無シ二意識界モ一...
高神覚昇 「般若心経講義」
...最初の「眼界」と最後の「意識界」だけを挙(あ)げて...
高神覚昇 「般若心経講義」
...彼は空中を踏むやうな心持がしつゝ病室に歸つて見ると文太郎はこの二三日來珍らしく平穩なる眠りに落つる事が出來たのが今や再び大苦痛の意識界に戻らうとしてゐる處であつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...無関係なものがなぜ同じ意識界の名を持っているのだろうか...
戸坂潤 「科学論」
...無意識界の底から...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...それら生物のほの暗い意識界は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...意識界の暗夜を支配する...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...深い無意識界から迸り出て来る自由な本能は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そこでこの漠然たる限界の広い内容を意識界と云って...
夏目漱石 「創作家の態度」
...意識界に落つるものがことごとく焦点になってしまうと云う訳ではありません...
夏目漱石 「創作家の態度」
...意識界のどの部分も比較的自由に焦点になり得ると云う意味であります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...意識界(ベウストザイン)を見て無意識界を見ず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...これすなはち意識界なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...おなじ無意識中より作者(シエクスピイヤ)の意識界を經て生れ出でし詩(戲曲)と相似たるに何の不思議かあらむ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...曲中の人物一々無意識界より生れいでゝ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...その無意識界に潜在せる...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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