...知らず知らずその記憶を無意識界へ幽囚しているのだという...
江戸川乱歩 「疑惑」
...意識界の善人をたばかっていたのだ」「どうもむずかしくてよくわからないが...
江戸川乱歩 「疑惑」
...意識界もなし」というのであります...
高神覚昇 「般若心経講義」
...仮に自然界と意識界という二つの世界があるとしても...
戸坂潤 「科学論」
...前の意識界と後の意識界とは無関係なのだろうか...
戸坂潤 「科学論」
...無関係なものがなぜ同じ意識界の名を持っているのだろうか...
戸坂潤 「科学論」
...哲学者が意識と称するものは意識界ではなくて...
戸坂潤 「科学論」
...無意識界の底から...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...それら生物のほの暗い意識界は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...意識界に落つるものがことごとく焦点になってしまうと云う訳ではありません...
夏目漱石 「創作家の態度」
...意識界のどの部分も比較的自由に焦点になり得ると云う意味であります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...「真耳鼻舌身意(けんにびぜつしんい)も無く、色馨香味触法(しきしょうこうみそくほう)も無く、眼界(げんかい)も無く、乃至(ないし)、意識界も無く、無明(むみょう)も無く、また無明の尽くることもなく……」いけない、いよいよないものづくし、だ...
正岡容 「小説 圓朝」
...意識界(ベウストザイン)を見て無意識界を見ず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...これすなはち意識界なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...おなじ無意識中より作者(シエクスピイヤ)の意識界を經て生れ出でし詩(戲曲)と相似たるに何の不思議かあらむ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...その無意識界に潜在せる...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その有意識界無意識界の変化に対して...
夢野久作 「鼻の表現」
...その前提を意識界に据えた上でなくては愛も罪も説きえないからではあるまいか...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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