...嘘をついていると云う事を意識せずに...
芥川龍之介 「ひょっとこ」
...私の前に坐つてゐる事を絶えず意識せずにはゐられなかつた...
芥川龍之介 「蜜柑」
...彼女はそれを意識せずにやっている...
有島武郎 「フランセスの顔」
...自ら意識せずに育てて行ったにちがいない...
梅崎春生 「桜島」
...今までほとんど意識せずにやってきたことがすでに古人の範疇(はんちゅう)を脱して...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...我らはそれらの特別の恩恵を意識せずにいながらも...
高浜虚子 「俳句への道」
...意識せずに婆さんに怪我を与へたのかも知れないし...
太宰治 「お伽草紙」
...だからあの方は自分でも意識せずに...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...中の段階を意識せずに結論へと行き着く...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...ついかう意識せずにはゐられなかつた...
長與善郎 「青銅の基督」
...自分の心でありながらあまりに穏やかでないほどの愛しようをしたのも前生(ぜんしょう)の約束で長くはいっしょにおられぬ二人であることを意識せずに感じていたのだ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...意識せずに詩にしている...
森鴎外 「かのように」
...意識せずに一種のculture(キュルチュウル)を受けているのである...
森鴎外 「雁」
...自分では意識せずに頭の変調を起こした...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...自分では意識せずにそう思い...
山本周五郎 「菊千代抄」
...自分では意識せずにやっているようにさえ感じられた...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...意識せずに突破していたが...
吉川英治 「三国志」
...全く意識せずにその悪習も忘れていた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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