...俺は偉大だぞと意識する者の中に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...私のそれと明らかに意識する事を怖れる...
石川啄木 「不穩」
...黒衣婦人の掛けているその長椅子をはっきり意識すると...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...愛慾心理を追窮(ついきゅう)しているところに作者自身が意識するしないに関わらず...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...之れによればその階級の利害が――意識するとしないとに拘らず――常に擁護されるのは至極当然だろう...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...意識すると否とに拘らず...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...意識するのは当然である...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...併し実は之は意識すると否とに拘らず...
戸坂潤 「辞典」
...それがなんの役にも立たないと意識することによって...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...そうして一方の自分が次第にもう一方の自分に征服されて行くのを意識する...
外村繁 「澪標」
...徐かに意識するにつれて...
中沢臨川 「愛は、力は土より」
...私はもう明日から暮しようがありません」女隠居は命に別条のないことをはっきり意識すると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私はもう明日から暮しやうがありません」女隱居は命に別條のないことをはつきり意識すると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そしてこの自我の意識する本體すらも...
萩原朔太郎 「宿命」
...意識する自我(エゴ)の本體は何だらうか? デカルトはこれを思惟の實體と言ひ...
萩原朔太郎 「宿命」
...私は左側の眼の隅に異状な現象の生ずるのを意識するやうになつた...
原民喜 「廃墟から」
...蒙昧生活の困難と危険の下において若い人間を育てるのに伴う困難を意識するから生じたものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...霊魂が内部でなお自己を意識するだけの力を保っているとは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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