...私もこんな風なことをマウンテニヤの為に書いていると意識することが出来て...
石川欣一 「可愛い山」
...彼女が自分の気持の変化を意識するより...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...私は酒席に於て最も強く自己の矛盾を意識する...
種田山頭火 「赤い壺」
...自分の能力の領分と他人の能力の領分とをハッキリ意識することである...
辻潤 「自分だけの世界」
...それには意識するとしないとに関係なく...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...併しそれと共に因果律が成立しないということを強制的に意識することも出来ない...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...中等学校生徒の日常生活を監視することがこの種の協会の意識するしないに拘らぬ一つの客観的な目標だが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...そうして一方の自分が次第にもう一方の自分に征服されて行くのを意識する...
外村繁 「澪標」
...自己のうちに意識することを要する...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...ただ黒いと意識するので...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...お前の命が危ないじゃないか」「でも」お銀は八五郎の追いすがるのを意識するように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...と私は意識すると...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...おぼろげに意識するだけですよ...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...しかしながら自覚の意味は単に自己が自己を意識するということに尽きるのではない...
三木清 「哲学入門」
...對象に於て人間は自己みづからを意識する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...明ければ二十九日と意識する...
吉川英治 「新書太閤記」
...遠い気持で意識するだけだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...自分の突飛さをほとんど意識することなしに...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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