...猶存在の意義がある...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...彼女の勤め先が「缶詰工場」であることは非常に重大なる意義があるのだ...
海野十三 「地獄の使者」
...そうしてそのたびに発生するいろいろな迷惑をいっそう痛切に受難することにもなかなか深い意義があるような気がしてくる...
寺田寅彦 「自由画稿」
...ただ以上のようにこじつけ得られるという事自身には何らかの意義があるであろう...
寺田寅彦 「土佐の地名」
...尤も正当な意味における通俗化には甚だ重大な意義があるので...
戸坂潤 「思想としての文学」
...立派に意義があるのだということを注意せねばならぬ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...新聞記者となることを帝大教授になることよりも意義があると考えた...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...この巣の方が遥(はる)かに意義があるように思われるんだから...
夏目漱石 「虚子君へ」
...そこに映すという意義があるのである...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...またそれだけ註釋の意義があるわけである...
萩原朔太郎 「宿命」
...アカデミズムに対してジャーナリズムには独自の意義があるように新刊書を読むということにもそれ自身の意義があるのである...
三木清 「如何に読書すべきか」
...「公宴不陪朝不坐」の句は大いに意義がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...生れるものに大きな意義があるとすれば...
山本周五郎 「新潮記」
...そこに民族の自由解放の真意義がある――というような説が次第に高まりつつある形勢である...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...「しかし、まア、誰でもやれることをやって苦しむよりも、やれないことをやって苦しむ方が、意義があるさ...
横光利一 「旅愁」
...そのほうがどんなに意義があるかしれん」と...
吉川英治 「三国志」
...そうしてこの相違には甚大な精神的意義がある...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...総じて人類の生活に何の意義があるだろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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