...如何にも三人の探検隊は各自に山のような荷物を背負って意気揚々として帰って来た...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...宏と実の双生児(ふたご)を引立てて意気揚々と出かけて来た...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...伯爵は意気揚々と出発したが...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...やがて彼は意気揚々と階下におりて晩餐をとりながら...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...そうして意気揚々と...
太宰治 「パンドラの匣」
...長兄は書斎から意気揚々と出て来て...
太宰治 「ろまん燈籠」
...彼は全く意気揚々として...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...意気揚々と引き上げて行ったのです...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...親戚の二人が何やら意気揚々として立去ると...
永井荷風 「ひかげの花」
...それで、その、青天白日の六千尺の大屏風(おおびょうぶ)の上を件(くだん)の武者修行の先生が、意気揚々として、大手を振って通ると、例の姫の井のところで、ふいにでっくわしたのは、蛇(じゃ)の目の傘をさした、透きとおるほどの美人であったということですから、聞いていた雲衲(うんのう)も固唾(かたず)をのみました...
中里介山 「大菩薩峠」
...意気揚々とおちび少女は帰っていったのだ...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...そして一袋の金貨はなかつた代りに僕は昇給の辞令を意気揚々と小脇に抱へてゐたからな! 僕が村にゐた間の働きは...
牧野信一 「附「歌へる日まで」」
...いろんなリボンがついてるが黒いのは男のだろうと思ってそれを買ってかねて用意の海水着と共に一着し意気揚々と海岸に出た...
森於菟 「放心教授」
...意気揚々とその欲望を遂げるのです...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...S=道――鼻唄唄って意気揚々と三次が行く...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...意気揚々と自身手綱を取ってどこへでも乗り回す...
山本笑月 「明治世相百話」
...意気揚々と押し出すと途中でコラコラ...
山本笑月 「明治世相百話」
...彼女は意気揚々として...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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