...罵倒のこえを尻目に勢揃いして意気揚々と引きあげた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...伯爵は意気揚々と出発したが...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...やがて彼は意気揚々と階下におりて晩餐をとりながら...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...僕は意気揚々と家へ帰った...
太宰治 「正義と微笑」
...意気揚々と引上げ行き申候...
太宰治 「花吹雪」
...テルソン銀行は意気揚々と不便の極致になってしまっていた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...けれども私は、とてもいい朝の仕事を、一つ仕終ったと思って、意気揚々として、ファーナムの停車場に引き返した...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...講師の費用も意気揚々と持って来たのである...
中井正一 「地方の青年についての報告」
...そうして意気揚々として松の木の頂(いただき)から降りてまいりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...亡命太子は趙簡子の軍に擁せられて意気揚々と黄河を渡った...
中島敦 「盈虚」
...意気揚々と大学へ通ったのはいいが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...意気揚々とおちび少女は帰っていったのだ...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...カミィルは意気揚々とホテル・アムステルダムへやって来た...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...皆なと一処に意気揚々と東京へ引きあげる決心だつたから――...
牧野信一 「南風譜」
...意気揚々としているのである...
森鴎外 「寒山拾得」
...意気揚々と自身手綱を取ってどこへでも乗り回す...
山本笑月 「明治世相百話」
...鞍には、旅の食糧(かて)やら、雨具やら、郡司の吏(り)に咎(とが)められた時に示す戸籍の券やら、一束(ひとつか)の弓矢をも結(ゆわ)いつけて、豊田の館(たち)を出るとすぐの坂道へ、意気揚々と、降りて行った...
吉川英治 「平の将門」
...意気揚々と朗読を終った...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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