...意気地がないからそういう目に遇うんだと思えば間違いはない...
伊藤野枝 「転機」
...意気地がないだけなんだ...
犬田卯 「瘤」
...どうも西洋人は健康だが日本人は意気地がないようである...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...時にはこれも畢竟(ひっきょう)妹夫婦があんまり意気地がないから親類までが馬鹿にするのだと独りで怒ってみて...
寺田寅彦 「障子の落書」
...「あなたがあんまり呑気で意気地がないから...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...君にとっては憎まれ役――二人を会わせまいとする役割をつとめてしまったのだ」「意気地がないなあ――女に圧倒されてしまった仏頂寺」兵馬が嘲ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...意気地がないと感じていた...
中島敦 「プウルの傍で」
...意気地がないとも思いつかぬ...
夏目漱石 「野分」
...わたしはこんなに意気地がないし...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...――旦那が意気地がないんだ...
平林初之輔 「夏の夜の冒険」
...意気地がないと云へばそれまでだが...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...」「意気地がないねえ...
森鴎外 「かのように」
...腹の中ではわたくしを意気地がないように思ったり...
森鴎外 「蛇」
...意気地がないのねえ...
夢野久作 「継子」
...後ろに綺麗な糸屑がたかっている」「あんたが意気地がないからよ……わたしここ五...
吉川英治 「新・水滸伝」
...……これはすこし意気地がないぞとも考えた...
吉川英治 「人間山水図巻」
...おいらが意気地がないと思って...
吉川英治 「宮本武蔵」
...意気地がないね」彼にそういわれると...
蘭郁二郎 「魔像」
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