...夫人も無愛想ではあるが意地悪なひとではないらしい...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...意地悪な微笑が浮かんだのを...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...時平はいよ/\意地悪な笑いを露骨に示して...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...フョードル・ドストエーフスキイ1わたしは病的な人間だ……わたしは意地悪な人間だ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...わたしは単に意地悪な人間でないばかりか...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...偽善的な意地悪な奴僕的な顔をしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...意地悪な気持が湧いた...
火野葦平 「花と龍」
...意地悪な下足のお婆さんに...
平山千代子 「赤ちやん」
...私は長いあいだあの意地悪な悪戯の一つを彼に加えてやろうとたくらんでいたのだが...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...もし意地悪な運命で馬が負ければ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...「雪子は意地悪なんだよ...
牧野信一 「ダイアナの馬」
......
槇村浩 「松の影」
...意地悪な男が教えてわざわざ挨拶(あいさつ)をさせによこしたに違いないと源氏は聞いていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...少し意地悪な調子で云った...
山本周五郎 「ちゃん」
...「なんですって」「私は帰ると云ったんです」「なぜそんな意地悪なことを云うの」「私は」と新八は唇をふるわせた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...骨牌(かるた)は意地悪な道化(どうけ)者みたいに...
吉川英治 「江戸三国志」
...七内殿も意地悪な...
吉川英治 「新書太閤記」
...ケチな意地悪などされて泣いた例は一度もない...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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