...殊に、前よりも、一層強くなつたのは、あまり早く芋粥にありつきたくないと云ふ心もちで、それが意地悪く、思量の中心を離れない...
芥川龍之介 「芋粥」
...飽迄も/\身を翻して意地悪く遁げ廻る...
石川啄木 「二筋の血」
...僕は意地悪く、暫(しばら)くじっとそこから視線を放さないでいた...
梅崎春生 「魚の餌」
...あんなに意地悪く軽蔑するのでしょう...
太宰治 「駈込み訴え」
...ただ意地悪く私を非国民あつかいにして弾劾しようとしている愚劣な「忠臣」もあった...
太宰治 「十五年間」
...「僕は君には意地悪くして来たような気もするが...
太宰治 「東京八景」
...その笑い方が妙に意地悪く響いたので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...思えば思うほど尚(なお)意地悪くその美しさに誘惑される...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...しかし彼は親友の言葉を意地悪く受けいれてみたとしたところで...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...クリストフは意地悪く言いつづけた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...意地悪くも素知らぬ顔で眼をそらした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...少し意地悪くいえば事大思想の一つの現われであるが...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...秋の陽は意地悪く照しつけて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...意地悪く答えました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...ゆき子はそのラジオを意地悪く炬燵(こたつ)の上に置いた...
林芙美子 「浮雲」
...彼女は意地悪く青年をからかふ...
北條民雄 「青年」
...よそ目には意地悪く見えるような表情を口端に漂(ただよ)わせた...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...つい話の調子が意地悪くあんなに辷っていったということは...
横光利一 「旅愁」
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