...色もまた色そのものには音の如く意味がない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...この女の自殺は、意味がない...
太宰治 「姥捨」
...「行ってもすぐ帰って来るのでは意味がない...
太宰治 「佳日」
...それにはなにも意味がないのだ...
太宰治 「豊島與志雄著『高尾ざんげ』解説」
...└剥ぐものそのものには意味がないとしても...
種田山頭火 「其中日記」
...やはり意味がない...
田畑修一郎 「南方」
...一定の予見を検証すること以外に意味がないのである...
戸坂潤 「科学論」
...又殆んど意味がないことでもあるだろう...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...意味がないが故に批判されるべきものが寧ろ多いのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...それが純粋に論理学的な意味に於て理由帰結の関係の理由を意味すると解釈することは今の場合全く意味がない...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...全く意味がないことが...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...啓蒙(けいもう)としての外に意味がないことは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...「意味がないからさ」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...直接間接の宣傳もしくは煽動(せんどう)の手段としてしか意味がない...
平林初之輔 「政治的價値と藝術的價値 マルクス主義文學理論の再吟味」
...その場合かような真理に従って行為することにも絶対的意味がないことになるであろう...
三木清 「哲学入門」
...しかも自分でも意味がないと思っている折目の日が...
柳田国男 「年中行事覚書」
...千年も仏教に苦しんだ意味がないよ...
横光利一 「旅愁」
...こんな苦労は意味がない...
吉川英治 「三国志」
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