...意中の女がとじこめられているところに行けばよかった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...おぬいさんがすでに意中の人を持っているなということだった...
有島武郎 「星座」
...そうした方が君のための幸福ではない乎(か)と意中の計画通りを実行させようとした...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...一端口外した自家意中の計画をさえも容易に放擲(ほうてき)して少しも惜(おし)まなかったのはちょっと類の少ない負け嫌いであった...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...ロシア語なら得意中の得意だし...
海野十三 「空中漂流一週間」
...同時に佐々は彼の得意中の得意とする私設電話術...
海野十三 「地球盗難」
...失意中の大得意なりしなるべし...
大町桂月 「近藤重藏の富士山」
...之れ我等意中の事にして...
田山録弥 「文壇一夕話」
...意中の女もあるかも知れない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...すかさず烈しい体当りをくれた――突きは歓之助の得意中の得意だが...
中里介山 「大菩薩峠」
...時には我意中の美人と共に待つ事もある...
夏目漱石 「幻影の盾」
...僕の小供の時分などは寒月君のように意中の人と合奏をしたり...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...意中の掬(く)めない面々は...
吉川英治 「江戸三国志」
...眼をもって意中の会釈をした...
吉川英治 「三国志」
...「おつつがもなく」と、夫人は出迎え、良人は、「帰った」とのみ、意中のことは、言外に措(お)いていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...密(ひそ)かにお使いいたしてもようござるが」「して御意中の人とは」「小国なれど...
吉川英治 「茶漬三略」
...十七日を旗挙げと決めている――意中の底を打明けられた...
吉川英治 「源頼朝」
...自分がカテリーナ・リヴォーヴナやその意中の人にとって...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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