...私は意を決して身づくろいすると...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...とうとう彼は意を決して...
高神覚昇 「般若心経講義」
...意を決して佐吉さんに負さりました...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...私は意を決して、友人の頬をなるべく痛くないように、そうしてなるべく大きい音がするように、ぴしゃん、ぴしゃんと二つ殴って、「君、しっかりし給え...
太宰治 「服装に就いて」
...……………………………大學は意を決して文科方面に進んだのであるが...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...例の内政会議終了の前後から辞意を決していたのだそうで...
戸坂潤 「社会時評」
...俄に意を決して立ち上った...
豊島与志雄 「反抗」
...義侠の巴山人奮然意を決してまづわれら木曜会の気勢を揚げしめんがために貲(し)を投じ美育社なるものを興し月刊雑誌『饒舌(じょうぜつ)』を発行したり...
永井荷風 「書かでもの記」
...彼は直ちに意を決して...
中島敦 「光と風と夢」
...』そこで彼は意を決して...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...此語を味へば初より著述はせぬと意を決してゐたのではないかも知れない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そこで意を決して小菅へ越されたのである...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...そこで意を決して剃髪せしめた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...わたくしは意を決して車を命じた...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...意を決して断てと...
森鴎外 「舞姫」
...断然意を決して後方に引退き...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...大勢の者は意を決してその馬を殺し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...陣の後ろを襲いますから」高定はついに意を決してその通り運んだ...
吉川英治 「三国志」
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