...十二)これらの確信が余の心中(しんちゅう)に定まりたればこそ余は意を決して余の祖先伝来の習慣と宗教とを脱し新宗教に入(い)りしなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...作中の主人公梅田十八が遂に意を決して妖婆を殺そうとする...
海野十三 「軍用鼠」
...とうとう意を決して...
海野十三 「蠅男」
...意を決して尋ねた...
太宰治 「花火」
...意を決して上京することにした...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...子供の將來の爲めに思ひ切つて注意してやらうかとしばらく思ひ迷つて居ましたが遂に意を決して其婦人の傍へ行き小聲で『私が○○から乘つた時貴女はもう此所に乘つて居られたせう...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...……………………………大學は意を決して文科方面に進んだのであるが...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...俄に意を決して立ち上った...
豊島与志雄 「反抗」
...たちまち意を決して体重全体を手すりにかけた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...最近意を決して再婚をした雪子である...
牧野信一 「熱い風」
...此語を味へば初より著述はせぬと意を決してゐたのではないかも知れない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」「先生は意を決して上船を辞せむとした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そこで意を決して剃髪せしめた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...それから意を決して駐在所へでかけた...
山本周五郎 「お繁」
...急に意を決してその後を追った……東寿の剣に立竦んで...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...張魯はここに意を決して...
吉川英治 「三国志」
...鬼気肌に迫るものが覚えられまする」陸遜はついに意を決して...
吉川英治 「三国志」
...陣の後ろを襲いますから」高定はついに意を決してその通り運んだ...
吉川英治 「三国志」
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