...霽月らの諸君に伍(ご)して子規居士の傘下(さんか)に集まった一人として別に意に介する所もなかったのであろう...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...客観的に見てその体系が技術的範疇とどう食い違おうと彼等は意に介する理由はないし...
戸坂潤 「技術の哲学」
...あえて意に介するに及ばなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...去年のクリスマスに――クリスマスはやっぱりもう過ぎてしまったのだろうか――どんな反対も意に介することなくみんなにいっていたことだろう...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...舊幕府の談は政治社會に於て信に意に介する者もなきに非ずや...
福沢諭吉 「帝室論」
...「私は世界史のことを意に介するほど年寄つてゐない...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...それを意に介するとすれば...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...我々はこのやうな斷言を意に介することを要しない...
三木清 「歴史哲學」
...然るに伊沢岡西二家の人々は殆細故(さいこ)意に介するに足らずとなすものの如くである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...清高の失脚などは意に介するところでない...
吉川英治 「私本太平記」
...光秀は意に介するなく...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼の存在を意に介するものがない...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...これは意に介するに及ばないことである...
和辻哲郎 「鎖国」
...内裏や将軍を意に介するには及ばぬ...
和辻哲郎 「鎖国」
...自分の不幸な運命などは意に介するに足らぬ...
和辻哲郎 「鎖国」
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