...爾来(じらい)彼は朋輩の軽蔑も意としないで...
芥川龍之介 「じゅりあの・吉助」
...お前は個性の満足の為めに仕事を投げ捨てることを意としないであろう...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...その動向を満足する為めに人類は道徳的努力を伴う苦痛を侵すことを意としない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...けれどもゲーレスは其の怒りをば意としないで(took no notice of her raging)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...不信心者であっても意としないのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...意としないという大胆なる勇猛心が...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分はあえて意としないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...一揆暴動の形勢が他方面へ流出する分には敢(あ)えて意としないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...無精な排泄(はいせつ)を意としないようになった...
夏目漱石 「こころ」
...少しも意としないのである...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...衣服や居住を意としないといふやうなことを壮語したこともあつたが...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...他人を蠹毒(とどく)しようとも意としないのだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...人に見られて居ることを意としないやうになつて居る...
柳田國男 「家を持つといふこと」
...地に満つる民心の怨みも意としない...
吉川英治 「三国志」
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