...もしも恐怖というものがこんなに愉快な...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...壮観にはちがいないが不愉快な感じもする...
伊藤左千夫 「去年」
...ずつと愉快な事に相違ない...
薄田泣菫 「茶話」
...本人にとって愉快なものではない...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...こんな愉快なことがまたとあろうか...
高見順 「いやな感じ」
...この苦心は愉快な苦心である...
種田山頭火 「其中日記」
...子供のように愉快な夢を見て寝た...
オシップ・ディモフ Ossip Dymoff 森鴎外訳 「襟」
...佐渡は余がためには到底忘れられぬ愉快な境であつた...
長塚節 「佐渡が島」
...そこまでに頭が整うておりませんから一言にして不愉快な作だと申します...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...不愉快な沈默が教室中に流れた...
南部修太郎 「猫又先生」
...ともかく僕は愉快なんだ...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...おりおり不愉快なことはありましてもまずまず平和なうちに今までどおりあなた様もおいでになれたのですがね」歎息をしながら乳母はこう言うのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ぼくにとり不愉快なのは...
山川方夫 「お守り」
...実に意地の悪い不愉快な爺さんだと思った...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...初めてジョージ・クレイに会いましたか」「今から一週間前の朝でございました」「どこで……どうして友達になりましたか」「それも申上げる訳に参りませぬ」ストーン氏は又も不愉快な顔をした...
夢野久作 「暗黒公使」
...不愉快な色を面にあらわして...
吉川英治 「三国志」
...「御微恙(ごびよう)かの」直家は不愉快な顔をした...
吉川英治 「新書太閤記」
...こんなふうにして不愉快な感じがいつまでも昂じて行くとすれば...
和辻哲郎 「京の四季」
便利!手書き漢字入力検索