...爾(カレ)その母に、愁い申す時に、御祖(ミオヤ)の答えて曰く、我が御世の事、能くこそ神習(カミナラ)はめ、又うつしき青人草習えや、其物を償わぬ、と云いて其兄なる子を恨みて、乃ち其伊豆志(イツシ)河の河島の節竹(ヨダケ)を取りて、八目之荒寵(ヤツメノアラコ)を作り、其河石を取り、塩に合えて、その竹の葉に裏(ツツ)み、(トコ)い言わしめけらく、此竹葉(タカバ)の青むがごと、此竹葉の萎むがごと、青み萎め...
高木敏雄 「比較神話学」
...見れば青ざめた顔に、愁いに沈む瞳、彼もまた何か大きな心配事を抱えているらしい...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...私の心のこの愁いは何故であろうか...
豊島与志雄 「画舫」
...なにかしら愁い心をさえ誘うような……おのづから香に匂う春の山気かなやがて...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...魚の骨の骨弓をひいて奉る一筆魚の骨の骨還(また)かえってくる情愛愁(しゅう)と云う字 その字天下の人々が口にする腸(はらわた)のなかにある愁いの海に沈む舟よ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...それとない愁い顔をする...
久生十蘭 「鈴木主水」
...驢これを聞いて跪(ひざまず)いて愁い申したに...
南方熊楠 「十二支考」
...もし今年雨がよく降らなければ、と皆愁い顔です、苗代は枯れませんが、これでダーと降ったらすぐぬかないと根がくさるのですって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こういうあいだに筒井の愁いは少しずつ剥がれるときもあるにはあったが...
室生犀星 「津の国人」
...悲しいとき、愁いのあるとき、苦しいとき、そして絶望しているようなときでさえも、由利江と話していると慰められて気が晴れてくる...
山本周五郎 「落ち梅記」
...愁いのあるひき緊った美男で...
横光利一 「夜の靴」
...軽い頓馬な愁いをふと矢代に感じさせた...
横光利一 「旅愁」
...身のひき緊る愁いでもあったろう...
横光利一 「旅愁」
...いま少しの愁いもあって欲しいと思われたほどである...
横光利一 「旅愁」
...長旅の愁いの常ならぬ辛苦を今さら矢代は考え直した...
横光利一 「旅愁」
...」幾らか軽快に千鶴子の弾んで来る声を聞きつつ矢代は短い眺望の楽しみを邪魔される愁いよりも...
横光利一 「旅愁」
...恐らくそれも東洋だけの愁いでもなく科学の仮面とされて遠く波路を渡り...
横光利一 「旅愁」
...あたりに飛んでいる愁い気な様子さえ覚えて耳を澄ますのだった...
横光利一 「旅愁」
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