...その想う盾の裏を見せられて面食(めんくら)った...
泉鏡花 「薄紅梅」
...今日(こんにち)といえども想うて当時の事に到るごとに...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...そう云う顔の白さを想う半面に...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...それを想うてだに堪えられない...
近松秋江 「雪の日」
...我々が事物を想うときの様式の変化に他ならないので...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...インドでハヌマン猴の持てようを想うべし...
南方熊楠 「十二支考」
...大多数の人間は努めてその死を想うことを避ける...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私は今も想うのですが...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...顧みてまたこの世の不自然な勢いを想う...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...これを想うと、どんなものも歴史的なつながりを有って、存在していることが分ります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...またかくせしめた「暗黒の力」を想う時...
柳宗悦 「民藝四十年」
...琉球の彫刻を想う者には...
柳宗悦 「民藝四十年」
...一一このことを想うと...
柳宗悦 「民藝四十年」
...これを思いかれを想うとき...
山本周五郎 「日本婦道記」
...国を想う志士の気骨(きこつ)が筑前人には欠けていたのかというと...
夢野久作 「近世快人伝」
...物を云う事が出来ないという……吾輩の得意想うべしだったね...
夢野久作 「爆弾太平記」
...も早や互いに惻隠の情さえ通わぬのはただ想うふるさとの相違するものあるばかりかもしれなかった...
横光利一 「旅愁」
...満堂の参列者のなかで「――先帝を想う」の追悼文をみずから読んだ...
吉川英治 「私本太平記」
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